Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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K-438. GO.ジョージ・ベンジャミンDienstag 18.04.2023, 20:00  Himmelszelt Gürzenich-Orchester Köln

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K-438. GO.ジョージ・ベンジャミンDienstag 18.04.2023, 20:00 
Himmelszelt
Chorwerk Ruhr | Gürzenich-Orchester Köln | George Benjamin
2 weitere Termine
何時ものように1時間前の解説。やはりこれがないと人々の理解が立ち行かない。入場者が老人ばかり。死ぬまで頭を使って最後は人の世話にならないように病院で大体2週間以内に再期を迎えるのだ。ここは合唱の指導の時もそうだけど多い。今日も聴いたことのない現代音楽なのでボケる暇がなくみんな頭がはっきりしている。まずどう関係あるのかわからないチャイコフスキーの「胡桃割り人形」の録音から始まる。今回から2ユーロのプログラムがネットでPDF化されるので自由に見えるらしいが、自分はレクチャーを聴くだけで情報がいっぱいなので見ないし、そんなに大量の情報は日本に持っていけないので今までのプログラムもここに残念ながら残していく。お金よりもより良く理解して貰うことが重要と言う考え方は模範的である。どっちみち赤字にしかならないのでその分の予算は十分に配慮している、スヴニールのために買ってもよいがやっぱり荷物になるので要らない。解説の時の聴衆が多く最近座れなくなってきているので来シーズンからは演奏するザールでやるとか予告する。担当は音楽学者の「サー」は付かないミヒャエル・クーベで時々笑わせる。

デュッカスの「魔攻使いの弟子」(1887)から。選んだ理由はロドリーゴなどの弟子も輩出している作曲者の自分の先生の先生だし、音色の扱いが際立っているからとのことで、ゲーテのバラードに寄った交響詩。ここで音色の歴史の講義。モーツァルトのクラリネット、ベートーヴェンのトロンボーン、マーラーの舞台裏の管打楽器、リヒャルト・シュトラウスの弦楽の分割。ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(1912)の第二組曲も音色の理由。アルトフルート、Es・バスクラリネット、コントラファゴット、11人の打楽器奏者。ちなみにゲーテも当時「ダフニスとクロエ」読んでいたらしい。最初の「胡桃割り人形」は6歳の時に見た「ディズニー」映画に一緒に使われていた天才的な管弦楽法にあるらしい。同じようなのに「2001年宇宙の旅」にもリゲティやリヒャルト・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス等のクラシックが使われていると言ってるが今回はディズニーだけに言及。

ベンジャミンは今回ドルトムントでも似たようなプログラムで自作を演奏。6つの歌曲のうち2曲はユダヤ人の詩でヘブライ語を英語に翻訳されたものを最近流行って音大でもその学科があるカウンターテノールの裏声だけで歌う。オーケストラのための協奏曲(2021)はソリストの集まりでヴィルトーゾ・オーケストレーションは他と同じ。初めて作ったのがヒンデミットでバルトークで大成功したが、コダーイ、リントベルイにもあって、ルトスワフスキが次に成功している。

本番の「魔法使いの弟子」はそんなにテンポが嵌っているとはいいがたい。トランペットとコルネット各2、16型。あの拍による大振りではテンポは重くなる。アクセントも短くは付かない。ペンデレツキと同じように専業の指揮者ほど慣れてはいないようだ。オケコンは88664.二管でティンパニだけ2人。委嘱が多すぎるのかモーツァルトのように節約的な小編成で書く。一般的なものだけで最新の特殊奏法がないのも先に死んだバートウイッスルの影響力のある正当な後継者であることを明確に証明する。安定しているがオペラの方が面白く、音だけで聴いてもわかんないがシベリウスのようなそのリズム処理や予測できない音階処理の特徴があるが、細かなパッセージはたくさんあるが、それ以上に新しいものはこのロンドンの天才モーツァルトには何もない。特に強弱の対比があまりないのが不満だ。17分。「歌の夢」。オーボエ2、ホルン4、ハープ2、打楽器2の小さいオケだが、弦が変則的で11,12,10,8,6.オケの中に陣取る女声コーラスはたった8人のソリだ。もちろん特殊奏法もオペラよりは後退している地味なこの前聴いたようなリントベルイのような当たり前の音楽。19分。最後の「2組」は何時ものように「新日本紀行」の音楽から始まり意外とダイナミックが大きい。指揮の叩きに変に伸びる拍の癖がありそれが音にも影響する。アクセントと共に鋭さに欠け、耳が悪いのかティンパニの合わない低めのE音は最後までそのままで終る。

Mitwirkende
Cameron Shahbazi Countertenor
Chorwerk Ruhr
Gürzenich-Orchester Köln
Sir George Benjamin Dirigent
Programm
Paul Dukas
L’apprenti sorcier (Der Zauberlehrling)
Scherzo für Orchester nach einer Ballade von Johann Wolfgang von Goethe

Sir George Benjamin
Concerto for Orchestra

Pause

Sir George Benjamin
Dream of the Song
für Countertenor, Frauenchor und Orchester. Texte von Ibn Gabirol Samuel HaNagrid und Federico Garcia Lorca

Maurice Ravel
Daphnis et Cloé. Ballet en un acte. Fragments symphoniques
für Orchester. 2. Suite

Veranstalter
Gürzenich-Orchester Köln
Begleitprogramm
Einführung in das Konzert
19:00 Uhr, Empore

https://www.facebook.com/profile.php?id=1000874913...

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2023年04月19日

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