まおさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

年が明けてバタバタしたり風邪ひいたりで祖母の家に挨拶に行けていませんでした。

独身の頃は、年末年始は両親と共に祖父母宅を訪問していましたが、一応家庭を持った私は、自分の実家と夫の実家どまり。

母方の祖母とは特に仲良しで、小さい頃はよく兄と二人で泊まりに行ったり、いつもそばにいた祖母でした。母が「お母さん」と、祖母を呼ぶから、何故か私たち孫は祖母を「お母さん」と呼んでいました。ちなみに母のことは「ママ」だったので微妙に住み分けできてたわけで(笑)


大好きな祖母は、私の初めてのリサイタルに痛い脚を引きずって来てくれました。終演後、300名ものゲストを見送るべくロビーまで出て行くと、溢れかえる人の中にずいぶん小さくなってしまった祖母が杖をついていました。涙を流しながら「良かったわよ！あんた、すごいじゃないの！」と本当に喜んでくれた。

そんな祖母がとうとう病気をしました。それまでも脚を悪くして、歩くことが困難になっていましたが、病気。私だって既に三十路到達したわけですから、祖母だって年老います。体だって健康なままとは限らない。

いつか、大好きな祖母が遠くに行ってしまう日がくる。そんな日は来て欲しくないけど、人間は生まれたからには確実にいつか土に還る。祖母が病気になって改めて考えました。

今日、もう新年明けてだいぶ経ったけど電話をしました。10分くらい色々話をして、今年は少し落ち着くはずだから遊びに行くからと伝えた。祖母は「声を聞けるだけでも嬉しいし、安心するのよ。まおのこと、一番心配してるんだから。長話する必要ないから電話してらっしゃい。」と言ってくれた。

これからは「またか」と思われるくらい電話しよう。

家族はなにものにもかえられない大切な存在。当たり前の大切なこと。思い返すことも大切。

今週また祖母に電話しよう。

??樹 茉央??
〜Mao Itsuki〜

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