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怪我から復帰してやっとレッスンに行きました。

体はすっかりサボっているのでデブまっしぐら。みっともない自分ですが、とりあえず声をみてもらわないことには、自分の路線がまだ正しい方向に乗っているのか分からない。

とういうのも、先日の本番の時に某氏に私の発声や演奏の仕方について指摘を受けたのです。私の発声も歌い方も日本の声楽とは違うので、「こりゃ間違ったことをやってる!」と思ったようです。まぁ、私自身も当日リアルに走り回って、出る直前に急いで着替えて出たという超ダメダメな演奏だったので、指摘されても仕方ない粗い演奏であったのは確かなので、ありがたくお言葉を頂戴しました。(←ホントにダメなヤツ・・・)

確かにその方の仰るように私はある意味で歌いかたを知らないです。日本の声楽については教わっていません。私が学んでいるのはイタリアンオペラなんです。

そりゃ特殊だと思います。日本の声楽が「良し」とすることとは反することをやっているのですから。

私のためを思って色々とお話してくれたのですが、恐らくそこについては相容れないことなので申し訳ないです。

師匠にも色々と確認をとりました。実際に声を聴いてもらいましたが、声帯が疲れていること以外私の路線そのものは間違っていませんでした。それを聞いてホントに安心しました。もしや自分がズレた?!としたら困るので。

ただ、この発声法は特殊で、小さな会場やチャペルのような響きの場所には適さないとのこと。あくまで、フルオーケストラを突き抜けて歌う声、大きな劇場で響き渡る声を創っていますので、他の場所では使えないっぽいです。それを言われてだいぶ納得しましたが。(^^;)

フルオーケストラのあの音を突き抜けてくる声は、上(頭)に響く開いた声ではないのです。あくまでキューゾで、ピーンと張りのある声。普通に考えたら分かることですね。物理的な話だと思います。

それゆえ、突き抜ける声は前に出る声。狭い会場やチャペルのような場所では声だけが客席にぶつかってくるらしいです。

私の生徒が「他の人の声は響いていたのに、マオ先生の声だけ前に出ていた」と言うので。「発声が違うからね」ということは言ったのですが、改めて師匠に言われるとやっぱりそういう説明で合ってたんだと確信(笑)

私は常に「広い劇場で響き渡る、芯のある声を創ります」と生徒達にも言っています。これはウソじゃないということ。

以前からブログにも書いていますが、「自分が何を目指すか」だと思います。私自身は、日本の声楽ではなく、イタリアンオペラを目指しています。

やはり自分が何を目指すかが大切なんだなと感じました。まだまだこれから頑張ります。

 オペラ∩声楽曲 ソプラノ ピアノ ソプラノ テノール・カウンターテナー


日付:2012年05月28日

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