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R.シュトラウス:アルプス交響曲 名盤:曲の分割による解析表情とテンポの変化解析、指揮者の解釈 7

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R.シュトラウス:アルプス交響曲 名盤:曲の分割による解析表情とテンポの変化解析、指揮者の解釈 7

4. 6人の指揮者の解釈と表現の特徴
4.6 カラヤン
ベルリンpo、録音:1980年12月、解析表情数:49

カラヤンはR.シュトラウスを得意にしていたが、この曲のセッション録音は1回のみ。しかし、この録音後はライブでかなり取り上げていた様。

カラヤンの特徴(図6-1〜4)
序奏-第1部:
弱奏での夜の静寂からテンポを落として一層力強く壮大な日の出の表現が出現。登り道でアルプスの威容、繁みでは、その深さを分厚く示し、穏やかな多様性の側面も加える。抒情的旋律は速いテンポで弱くうたい目立たない。小川での穏やかな歩みの後、滝はテンポを落とし分厚くかつ力強さを強調。草原は歩みを速めて経過句様。穏やかな山の牧場はテンポup、かつ弱く目立たない。戸惑いも経過句的表現。氷河はテンポを落としてその威容を大きく力強く強調。危険な瞬間は緻密。
第2部:
頂上ではObは弱奏で情感も弱く表現。登頂の感謝はテンポupし高揚気味表現後、テンポを徐々に落としつつ広がる景色を一層大きく力強く表現している。景観もさらに大きく強くその広がりを一層強調。霧では、テンポupしつつ変化する自然と不安の高まりを重ねる。哀歌ではテンポを落とし、珍しく感情移入した表現を主体に披露している。おそらく景観から嵐の間にメリハリのある流れを形成する上での重要箇所としての位置づけが必要と考えたものと推測される。嵐へはテンポを落としてその強さ、大きさを強調。第2部でもアルプスの威容(景観,嵐)に焦点。ただし、哀歌では感情移入表現を重視し、流れにメリハリ付けが必要との判断があったものと思われる。
第3部:
嵐・下山も嵐下でのあわただしい下山と強力な嵐の大きさを強調表現。夕映えは、アルプスの自然の大きさ・美しさを持続的サウンド美により展開している。ここでも、アルプスの壮大な自然に焦点を当てて、力強いサウンド美を披露している。
終結部:
終末では、前半は記憶の覚醒を弱く滑らかで美しく表現。後半はテンポを落とし呼び覚ました経験の大きさを強調している。夜は、壮大なアルプスが夜の闇に消えるように弱奏で持続音を強調して終曲。
以上、一貫して壮大なアルプスの自然に焦点を当てて、この箇所においてオケの強力なサウンド美を披露した演奏を展開している。なお、哀歌の感情移入表現も見逃せない。

ブログ:http://tkdclassic1.blog.fc2.com/blog-entry-285.htm...

 交響曲 指揮者


日付:2022年06月03日

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