K子さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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曲をさらうということ

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今日は、神奈川某所にて個人練習してきました。ときどきスタジオを借りて、よいピアノで練習してきます。自宅も一応グランドピアノなのですが、いかんせん古いので。。

くたくたです。前のピアノの先生に「ベートーベンを弾くときは肉を食べなさい!」と言われていたのに食べなかったからかなぁ。帰りにメマイがしました。

練習してもあんまり上達しないなぁ。もう大人だからか。

でもふと今日、すごいことに気づいたのです。

 今弾けない曲は、練習しても弾けない。

がーん。。身も蓋もない?ですか。
つまり、曲をさらう際に新しい技術(たとえば、より一層速く指を動かす、など)を身につけようというのはどだい無理で、元々自分の中にある、自分が既にできる(はずの)ことをいかに最大限に引き出すか、が曲を練習するということなのだ。絶対そうなのだ。

と、急にエラそうですが、ほんとにそう思います。できないことをできるようにするのは、普段の努力で、曲をさらうのとは別。もちろんさらいつつ身に付く技術もあると思うけど。

技術だけじゃなくて、音楽性とか音色とかも、急に練習したからといって急にできるようになるわけではない、と思いました。

別に「だからもう、これでいいのだ(練習してもムダなのだ)」という意味ではなくて、できることをしなければ、ということです。

で、ちょっと視点を変えた練習をしてみました。ある室内楽の曲を練習していたのですが、共演者から見てあわせやすいかどうか、に限定して、数小節ずつ丹念に調べていきました。今まで結構無神経に弾いていた部分があるのに気づいて、大変有効な練習だったなぁ今日は、と思います。楽譜の読み間違いも見つかっちゃったし。楽譜、ちゃんと見ないとなぁ。

 ピアノ チェロ 室内楽


日付:2007年08月09日

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