K子さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

今日は、来週の声楽の研究会のリハーサルでした。

どうも季節柄、体調の悪い人が多いです。20人満たない団体（しかも大半は50代以上の人）なのに、今妊婦が2名いまして。他にも、訳あって食事制限中の人がいます。

妊婦1名はお休み中。もう1名は今日来ましたが、リハの間中ツワリで可哀想でした。

食事制限の人の伴奏をしたのですが、途中で泣き出しました。なんだか前奏の旋律が美しくて感動して泣いちゃったらしいです。満足に食べていないと精神不安定になるんでしょうか。

後で話してみたら、↑の理由以外に、全体的にどの曲も、合わせのときよりちょっと（私が）遅かったらしくて、「Ｋ子さんが私の方を見てくれてない気がした」らしいです。すみません。でも、伴奏の私のことなんて、いっつも誰も見てくれてないけどなぁ。。

歌手ってつくづく「体が楽器」なんだなぁと思いました。私も体調が悪いときや気分が悪いとき（さらに言うと、やる気がないとき）、全然歌えません。「うまく歌えない」んじゃなくて、まったく歌えないときもあります。

うちの歌の先生は強靭な精神の持ち主なので、「歌は精神で歌う」ことや「体が楽器である」ことを熟知しているにも関わらず、体調不良や気分が乗らないなどの理由で「歌えない」というのを許してくれません（涙）。修行が足りない、ということなんだろうと思いますが。

あとは、歌への愛情が足りないのかも。先生ほど「歌」を愛していれば、そりゃあツワリだろうが病気だろうが歌えるんでしょう。ご自分も現役で妊娠中だったときは、「吐きながらステージに立った」とおっしゃっていましたから。

私も、ピアノだったらそうかも。高熱があろうがステージには出ますが、歌はなぁ。。愛情うんぬんもあるけど、体が言うことを利かないだろうなぁ。

音楽やるのもただ「練習」とか「才能」とかじゃない部分が多いんだなと、今日思いました。

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