K子さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

友達が「私には音楽を聴く資格がない」と落ち込んでいるので、どうしたの？と聴いたら、こんな理由でした。

知り合い（自称クラシック通）に「ブラームスを聴くときは他のことなどできないはずだ、アイロンかけながら聴くなんてけしからん！」と言われたそう。

その話をきいて私は大憤慨してしまいました。どんなふうに音楽を聴いたっていいじゃないか！　たとえばその人（文句いってる人）が「ブラームス」を聴いているときに「アイロン」をかけることを頼まれたんだったら怒ってもよいとして、人に「アイロン」をかけてはいけないと強要するなんて、どういうことだ！と思いました。

ここまでじゃないけど、「こういう感想を持つべき」と言う人、口で言わなくても態度で「こう感じるべき」みたいなことを主張する人がときどきいます。クラシック通とかいって。

でも音楽なんて、人それぞれ感じ方が違うし、全然クラシックなんてふだん聴かないんだけど、聴いてみたらすごく心地よくてよかった！みたいな感想を抱いたって、ちゃんと音楽を感じて理解しているってことなのに。

たしかに自分が音楽をやっていると、ちょっと違うふうに感じることもあります。私には絶対音感があるので、純粋に音楽を楽しめないときもあるけど、どっちかっていうと、私の友達（非難された人）みたいに「演奏会で音楽を聴いていると涙があふれてくるときがあるよ」というような感性の持ち主の方こそ、本当に音楽を理解して楽しんでいるのではないかと思います。

あるいは、自称クラシック通に遠慮して、演奏会などが本当は楽しかったのに素直に「楽しかった」と言えない人とかいますが、どんどん言いましょう、と思います。どんな感想をいだいたっていいんだから。感想を述べあって議論するのはよいことだと思いますが、相手の感性を否定するような、自分の意見だけを正しいと思い込むような人はダメだと思います。

ちょっとカーっとなってしまいました。。最近怒りっぽくてダメですね。

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