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今日は練習があると思い込んでいましたが、明日でした。明日だと思っていたレッスンが今日でした。よかったのか悪かったのか。。
今日のレッスンには、ラフマニノフとブラームスを持っていきました。先生に電話で持っていく曲を言ったら「またチェロソナタ?」と言われてしまったので、まだあんまり弾けないけどブラームスも持っていくことに。。
ラフマニノフ、ペダルを使うところと使わないところを作ってメリハリをつけるとよい、とのことです。
私はペダルがあまり得意でないので、普段あまり使わない方なのですが、やはりラフマニノフは無意識に使いすぎていたようです。
「こういうところはペダルじゃなくてフィンガーペダルにしたほうがよい」というところが結構ありました。そうすると音量も抑えられるし、音がひとつずつよく聴こえてリズムも出やすいそうです。
また、ペダルを思いっきり使うところとのメリハリが効いて、観客が聴きやすくなるとのことでした。
指使いによる問題解決も相変わらず画期的でした。弾きづらくてもたついてしまうところも、うまく処理できるようになりました。
さてブラームス。禁断の後期小品群にとうとう手を出すことに。まずは一番好きなNo.117から。
No.117-1は譜面はとてもカンタンそうで、小学生でも弾けるような音なのですが、奥が深いのです。通奏低音ならぬ「通奏高音」みたいなのが常に鳴っていて、高音なのでうるさくなりがちなのを抑えないといけない、と思っていたら、「鐘みたいに響かせるのもいいかも」とのことでした。なるほど!
いたるところに旋律やリズムが隠れていてカノン風になっていたり、副旋律も大事だったり、数小節ごとに雰囲気が変わったり、ほんとに盛りだくさんな曲。たった3ページの短い曲ですが、ブラームスらしいエッセンスが詰まっています。
もともと曲がいいので、たぶん普通に弾けば「よく弾けてる」と聴こえるかも。よく分析してきちんと弾いても、あんまり聴いている人には分からないかも。そういう意味では内省的な曲です。
そういえば私のピアノ、よく「内省的だ」と友達に言われます。それってアピールがないってことかなぁ(泣)。
たしかに、あんまり「人に聴かせよう!」と思って練習しないかもしれません。曲を完成させたい、と思って練習して、仕上がると結果的には「出来ました〜、聴いて聴いて!」とはなりますが。
だから、演奏会はあまり緊張しません。ステージにあがると、ひとりで弾いているつもりになってしまいます。演奏家としてはあまり良い演奏家じゃないのかもしれません。
もう1曲、ラフマニノフのプレリュードを年内に譜読みしてレッスンしていただこうと思っています。この曲はブラームスとまったく趣の異なる曲ですが、同じ音量の中での音色の使い分けを考えないといけないという点では、一緒に練習するにはいい組合せかなと思いました。
ピアノ チェロ 室内楽