K子さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

実はあまり「ヴァイオリン＋チェロ＋ピアノ」のトリオをやったことがありません。一番多いのはクラリネットとのトリオ。

最近は、クラリネット＋ヴィオラ＋ピアノが多いですが、クラリネット＋チェロ＋ピアノもいろいろやりました。特に好きだったのはブラームスです。

大好きなので、いろんなメンバーで何度もやりました。
ブラームスとカップリング（？）でベートーベンの同じ編成の「街の歌」という曲があるのでそれも何度かやりましたが、なんというか演奏者どうしの距離感が全然違う感じがしました。

ブラームスはものすごく近いのです。ちょっと書けないような気分に陥ることも。。たとえば、2つの楽器がラブラブでもう1つの楽器が嫉妬している、みたいな構図。嫌いな人とはできません（笑）。一方の「街の歌」は、互いに隙間がある感じでした。

これがヴィオラになると、ほのぼのした雰囲気になります。音域が近いからかな。「ケーゲルシュタット」はあまり感じませんが、シューマンの「おとぎ話」はほのぼのしていましたよ。曲調というより、ヴィオラじゃなくてチェロだった場合の「役割分担！」「責任範囲！」みたいな画策（主にチェロとピアノの）が薄れるからかもしれません。

実は2月の本番は最初ヴィオラが見つからず、じゃあチェロでできないかと、チェロの人に打診してみたのでした。ピアノの左手とヴィオラを逆にしたり、いろいろ検討してくれたのですが、結論「無理」と言われました。

でも、ヨーヨーマが、ケーゲルシュタットを（もちろんチェロで）弾いている録音があります。あまりモーツァルトらしくないですが、ヴィオラとピアノの左手を入れ替えるようなことはせず、普通にヴィオラパートを弾いているようです。

あまり曲はないのですが、クラリネット・ヴァイオリン・ピアノ、というトリオもやったことがあります。ミヨー（フランス）の曲です。弾いていてとても気持ちのよい曲でした。管・弦・打（ピアノ）は、弦・弦・打とは違った意味での苦労もあって面白いのです。

　ピアノ