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今日はちょっとした用事があって休みを取りました。午前中テレビを見ていたら、いくつか面白い番組をやっていました。
ひとつめは「ねむの木学園」の紹介と、設立者宮城まり子さんのインタビュー。
「ねむの木学園」は療護施設ですが、勉強だけでなく絵や音楽などの分野にも力を入れていることでも有名です。
大変緻密な絵を描くお子さんがいて、無数の家からなる大きな町を俯瞰したような絵が紹介されていました。
彼女は絵を描くとき、たとえば「家」だったら1軒ずつ色を塗るそうです。1軒目の屋根を赤く塗って窓を黄色に塗って、と1軒終わったら、2軒目の屋根を青く塗って窓を赤く塗って、という手順。
私などが絵を描くときは、黄色だったら黄色のところを全部塗って、終わったら赤色のところを全部塗って、と描いてしまいます。
私は単に「絵を描いている」だけですが、きっと彼女は私のような方法で描けないんだと思います、ちゃんと「家」を描いているので。その感性がすごいと思いました。また、そのような感性の育つのびのびした環境を作っている宮城まり子さんも素晴らしいと思いました。
次の番組は写経。フォークグループのメンバーの女性の方と、初老の男性(一般の方)が、先生について写経をする番組でした。
写経って、単純に写すだけじゃないんですね。まず、ことばには「言霊」があるので、心して書くようにしなければならないそうです。
また、ちゃんと1行に17文字入れないといけないので、1文字目から全体のバランスを考えて書き始めないといけません。字の大きさが揃っていること、字の中心が1本の線になっていること、余白が均一であることなど、かなり神経を使って書かないといけないようでした。
1文字書くのさえ、とても難しそうです。最初に筆を置くところが非常に大事。あまり慎重すぎると細い線になってしまうし、勢いが良すぎるとはみ出してしまったり。
書き終わりも非常に緊迫感がありました。特に縦1本線は熟練が必要なようです。
音楽でもフレーズの最初と最後はとても大事ですが、それと通じるものがあるかもしれません。
初老の男性の方は、最初の3文字までは慎重すぎて線が細くなってしまいましたが、4文字目からは勢いのある良い字になっていました。同じ字が2度出てきましたが、2度目の方が良くなっていましたし。心理状態が手に取るように分かって面白かったです。
ミュージシャンの女性は、字もとても上手でしたが、バランス感覚が抜群。最初から堂々とした字で始まっていて、左右のバランスも良く、一定のテンションで書かれた字が1行にきっちり収まっていました。音楽をやっている人だから、平常心と集中力があるのかもしれません。感覚も鋭いんだと思います。
テレビ鑑賞もたまにはいいものです。
午後は、ちょっと手間のかかるお料理がしたくなり、五目寿司を作成。おにぎりにしてスタジオへ持って行き、素晴らしいピアノで4時間ほど個人練習。とても響くピアノとスタジオだったので、ペダルの調整の練習にもなりました。
帰ってきて、今日買ったデュプレのDVDを鑑賞。デュプレはアンサンブルをするとき、人の音をとてもよく聴いていると思いました。人の音に耳を澄ませている表情(とっても楽しそう)と、自分に没頭している表情(無表情)が印象的です。短い一生で後半はつらいことも多かったかもしれないけど、きっと幸せな人だったんだろうと思います。ファンとしては残念ですが。
ピアノ