K子さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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テンポ・プリモ感

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先日の室内楽講座で共演してくれたチェロの先生が、最後に総括(?)として、こんなことをおっしゃっていました。
ピアニストの方は、どうも「テンポ・プリモ」が曖昧な方が多いように思う。曲の途中でいろいろテンポが変わっても、ちゃんとテンポ・プリモに戻れれば、安定して聴こえる。
なるほど〜、と思いました。というのは、自分のことは全然分からないのですが、他の人の演奏を聴いていて、まさにそのとおりの感想を抱いたからでした。

聴いた曲は、最初にゆったりしたテーマがあり、途中でmollに転調して速くなって、ゆっくりになってもとのテーマに戻ります。
この、最後のテーマのところでキッチリ最初のテンポに戻らないと、「ああ帰ってきた〜」という幸福感が薄れるように感じました。同じものに聴こえないというか。

人のことだとよく分かるのに。ということは、自分の音は聴けていないということですね。。
考えてみたら、人の演奏はアンサンブルでも、ちゃんと旋律を拾って聴いたり、和音の変化を楽しんだりするわけなので、自分の演奏も同じようにちゃんと聴ければいいんだろうなぁと思います。

 ピアノ 室内楽 チェロ


日付:2008年07月10日

4件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

絶対音感ならぬ絶対テンポ感でしょう。ピアニストは普通ほかの楽器に合わせないのでリズムやテンポがいい加減のが多いですね。

指揮者はこれがないと絶対音感よりも命取りです。今時計無しで一秒を刻めますか?手で打ってみるのです。その後時計を見てあっていたらその人は絶対テンポ感があります。便利ですよ。

2008年07月10日 16時49分26秒

はかせ

古典派の音楽では、リタルランドやテンポ・ルバートはそれ自身が目的ではなく、ア・テンポやテンポプリモの感動を味わうためにある、と思います。

2008年07月12日 09時27分13秒

K子

>Kan-noさん、
テンポ音痴なので、どうも私は指揮者にはなれそうにありません(笑)。

>はかせさん、
そうそう! 「あ、帰ってきた」という安堵感とか懐かしさとか、そういうもののためにルバートはあるんですよね。だからこそ、正確なテンポ・プリモに戻らないといけないのですが、なかなか難しいです。

2008年07月12日 15時48分59秒

Shigeru Kan-no

ピアノでも絶対テンポ感あってもいいでしょう。自分の弾く曲に正確にテンポを反映できますね。人ともあわせやすくなります。良くメトロノーム持ってきてカチカチやる人いますけれども、本番はメトロノームないですしね。

2008年07月12日 16時56分44秒

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