『アレェクスェイの使命感』談話
アレェクスェイが生涯成し遂げられることとは???
●(友人)使命感はご主人の才能を最大限に発揮するには、
彼の経歴を人生をすべてラグタイムに表現することじゃないかな。
ご主人にちゃんと伝えてね。
儲かるかどうかは知らないよ。
娼婦をバカにしちゃいけない。
使命感がある音楽家は、マルティン・ルターのように決断すると思うけれど。
モーツァルトの「アマデウス」は見たでしょ。
「ベートーベン最後の恋」も。
あの時代の天才はね、貴族の令嬢の音楽教師で食いつないでいたんですよ。
でも、偉大な作品を残したでしょう。
お姉さんが好き嫌いで、ご主人の才能を狭くしてはいけないよ。
彼はヨーロッパ文化からアメリカ伝統音楽に移った人で、
何をなすべきか知っているはずですから。
●私がどうこうでなくて、彼は自分の意志で人生をラグタイムに賭けている。
でもそれは、既に存在している楽曲を学び皆に披露することで、
オペラや交響曲をラグタイム化することでは決してない。
儲かる儲からないではなく、娼婦を馬鹿にしているわけではなく、
使命感のある音楽家は安売りをしないということ。
世界的オペラ歌手のMARIA CALLASは億万長者のだんなに頼まれたって、
母国のギリシャ民謡を歌わなかったでしょ。
それは彼女自身が自分がアリアを歌うために生まれてきたのだと
きちんと認識していたからだと思う。
ヨーロッパ文化といっても彼のはロシア文化。
ニューオリンズは長年スペイン・フランス領だったので、
アメリカ伝統音楽といっても単に言葉で言い表すより幅広く奥深い。
彼には引き出しの中で眠っている偉大な作品が沢山ある。
でもそれがもし大衆受けしていたら、
彼は現在ラグタイムなんぞ弾いていなかっただろう。
●(友人)そうそう。
「ラグタイムを普及する」という観点じゃダメなんだよ。
彼自身の全てを出すことだ。出し切ること。
そして、いい批評家に意見を求めることね。
ちらちらと防衛論理に「わからなくてもいいんだ」と「引きこもり話」が出てくるけれど、
そこが問題だと思う。
●そうですね。未だ彼の全てを出し切っていないでしょう。
本人は作曲家・編曲家としてももっと何かやりたいようです。
チャイコフスキー・コンクールの優勝者からも依頼を受け、
HINDEMITHピアノ曲のオーケストラ譜を書いたりする人なので・・・
ピアノ譜だけでも精密でびっくりするのに、オーケストラ譜となったら、
小さなおたまじゃくしの数がこれまたすごい。
この人の頭の構造どうなってるの???なんて思ったりもする。
それでも、ただただ真面目にクラシックではなく、
時にはDEEP PURPLEやレッド・ツェッペリンやAC/DCを楽しんだりする人・・・
ともあれ、色々とありがとうございます。
今後の参考にしますよ。
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『アレェクスェイはジャズじゃなくて、クラシックのピアニストですね』
と疑われつつも、実はこの人、バリバリにハード・ロックを弾く人です。
ハモンド・オルガン弾かせたら、おったまげ(笑)!!!
両足で足ペダルをリズミカルに速弾きします。
そういえばロシアにレスリーを置きっぱなしだ。
これだけでも彼の素性が分かる人には分かるでしょ???
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:12/19 03:05 最終更新日:12/19 03:05
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