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最近のワインはスペイン産の『バルデモンテ・レッド』。
これはスペインはバルデペーニャス(Valdepenas)で作られた
濃縮感ある味わいと華やかな風味のとても美味しい赤ワイン！

深いルビー色で果実のような香りのする優れもので、
口に含むとその美味しさがたっぷりと伝わってきます。
決して濃いワインではないですが、別に薄くもありません。
タンニンもそこそこありますので、
コスト・パフォーマンスに非常に優れた
デイリー・ワインとしては正にお勧めです。

目を覚ました眠れる巨人、ラ・マンチャ・ワインの中心地、
バルデペーニャスの道沿いには大きな壺が延々に並んでいる
ワイン工場が続いています。
これはスペインの中央に果てしなくどこまでも平らに広がる
メセタ上の大平原にあります。

特にラ・マンチャはスペインの原産地呼称の中でも
最大の栽培面積（約18万ヘクタール）と生産量を誇るワイン産地。
極端な大陸性気候にあるこの土地で最も多く栽培されてきた葡萄品種が
世界最大の栽培面積をもつ白葡萄のアイレンなのです。

近年、最新の醸造技術を駆使して、
若しくはマカベオ（ビウラ）とブレンドすることによって、
新鮮ですっきりとした風味の新タイプの白ワインが造られるようになってきました。
また、センシベル（テンプラニーリョ）への改植が奨励され、
赤ワインの生産割合も徐々に増えてきました。

そして、広大なラ・マンチャ平原の南側に
幾つかの山脈に囲まれた大きな渓谷があるのですが、
この地形から『石の谷』を意味するバルデペーニャスが誕生しました。
この土地のワイン造りは長い歴史を持ち、
19世紀から20世紀に掛けて特に首都マドリッドで愛飲されていました。　
夏暑く、冬厳しい大陸性気候で、
センシベルを主体とした軽やかな赤ワインが多いですが、若飲みタイプだけではなく、
レセルバやグラン・レセルバといった熟成タイプの物も造られております。
こういった長期熟成したワインのコスト・パフォーマンスが
非常に高いところが長所のひとつでもあります。

私自身、スペインの赤ワインは大好きです。
カスティーヤ・イ・レオン州を渡り歩いたスペイン旅行で結構はまった味、
スペイン人は滅茶苦茶陽気で次の日の仕事も気にせずに朝の５時まで飲み歩くよね。
あんなに楽しい梯子はなかったなぁ（うふふ）。
これって全部お天道さまのお陰、シエスタがあるからできるんだよね。

あなたはスペイン産ワインお好きでしょうか？？？
隠してないで、教えてちょ（ぺこり）！！！

裕美・ルミィヤンツェヴァ