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マリンスキー・バレエといえば旧キーロフ・バレエのこと、
２６０年の伝統を誇る世界最高峰のバレエ団のことですが、
サンクトペテルブルグでもなかなか行く機会がなかったし、
知っているようで、知らないのが正直なところ。
本日は詳しいことを根掘り葉掘り読みあさってみました。

マリンスキー劇場はそもそも国立歌劇場として
１７８３年にサンクト･ペテルブルグに創立されました。
エカテリーナ２世の時代にまでさかのぼります。
その後、劇場が焼けてしまったために、現在の場所に移転。
１８６０年に再オープンした劇場は
皇帝アレクサンドル３世の皇后、
マリヤ・フョードロヴナの名前にちなんで、
マリンスキー帝室劇と名付けられました。

ソビエト時代には一時期、共産党の指導者、セルゲイ・キーロフの名前が
この劇場の呼び名として使用されていたこともあります。
キーロフはスターリンをも上回る人気を博しておりましたが、
謎の暗殺事件に巻き込まれ２度と帰らぬ人となりました。

それを悼み、１９９１年のソビエト連邦解体までは
キーロフという名称が使用され、
１９９２年に再びマリンスキー劇場の名が復活したのです。

また、マリンスキー・オペラが
初めて日本にやってきたのは１９９３年のこと、
その後も１９９７年、２０００年、２００３年と
日本公演を行っている模様です。
機会があれば是非現地で、
世界最高峰の劇場訪問を満喫してみたいです。

お目当てはやはりチャイコフスキーの作品かな？？？
皆さんはバレエやオペラを劇場に見に行かれますか？？？
隠してないで教えてちょ（ぺこり）！！！

裕美・ルミィヤンツェヴァ



追記：最近話題のソプラノ歌手、
『ロシアのカラス』と言われているアンナ・ネトレプコですが、
かつてはマリンスキー劇場でお掃除当番をしていたそうです。
今の輝かしい舞台を考えると正にシンデレラ物語ですね。