卓袱料理 & 高菜弁当
自分の御先祖様が長崎の御弁当屋という事実を知り、
研鑚し始めたのが江戸時代長崎で生まれた和洋中折衷の郷土料理、『卓袱料理』のこと。
最初に鯛のお吸い物が出る以外には食材・料理・作法の特別制約はなく、
上座も下座もないひとつの円卓で食べるのが定番。
しかも大皿の料理を銘々が自分の箸で直に突くという
全く気取らない宴会料理方式が特徴らしい。
こういった風習は中国っぽい感じもするが、
果たしてどうなのでしょうか????
賢いお方は隠してないで教えてちょ(ぺこり)!!!
また、更なる研鑽の結果『高菜弁当』なるものを発見、
これは九州名産の高菜の古漬を油で炒め、味付けし、飯の上に敷いたもの。
高菜は辛味を効かせて白胡麻を振ってあるので
それだけで御飯何杯でもいけそうといった具合らしい。
一緒に並べられているのは汁気の多いそぼろ肉、
付け合せはなます、人参、筍、蒟蒻、地味ながらも味に特徴ある品になっているとのこと、
江戸時代に長崎で御弁当屋が流行ったのは
新鮮な食材、豊富な魚介類、海外の珍しい逸品、
アイディアたっぷりの保存食の融合に起因するのかもしれないですね。
当時日本唯一の海外貿易港ときては和洋中折衷の郷土料理も自然な流れ。
このように長崎の御弁当産業は生まれるべくして生まれたのかもしれません。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:05/05 01:13 最終更新日:05/05 01:13
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