アーティチョークの謎
本日の御質問『こんにちは。アーティチョークが日本にあまりないのでちょっと寂しいです。生のままのものってどこかに売ってるんでしょうかね? おいしそうなんで食べてみたいのです』。
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生の『アーティチョーク』は日本の八百屋さんでは販売されていないので、
入手困難です。
それでも、『アーティチョーク』の種子はガーデニング専門店の殆どが
販売していることと存じますので、
お庭や花壇で育てる環境さえあれば自分でも収穫可能です。
しかしながら、かなり大きくなりますので鉢植えは無理だと思います。
蕾が西洋料理によく使用される『アーティチョーク』は
キク科チョウセンアザミ属の耐寒性多年、
学術名は Cynara scolymus、原産地は地中海沿岸、
イタリア料理には欠かせないこの食べ物、
花が咲く前のガクと花芯がこの上なく最高に美味しいのです。
意外や意外、葉もハーブ・ティーに使用できるとのこと、
利尿作用があるので陳新代謝を促進、本当に無駄のない食べ物です。
形状も花も非常に美しいのでガーデニングにもぴったり、
開花期は6月頃ですが、1.5メートル程になりますので巨大。
花はその名の通りアザミ風、種はタンポポの綿毛調、
とにかくとても魅力的な植物です。
ガクを茹でてから剥がし、好みのソースに付けて食べるのが通。
大きな蕾は切り取り、肉厚の花托と総苞片の下部の肉を
サラダやマリネに利用できます。
日本には江戸時代にオランダから渡来、
食用部分は澱粉質に富み、食感は芋類に似ていると言われている
『アーティチョーク』はラテン系民族の大好物。
私の食卓を時折飾る絶品でもあります。
是非、是非、お試しあれ!!!
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:05/05 01:14 最終更新日:05/05 01:14
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