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メーデーは1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟が、
シカゴを中心に8時間労働制を要求するデモを行ったことが
そもそもの始まり。

当時、人々は当たり前のように1日12時間から14時間労働していました。
そこで出てきたのが、一日を3等分して、
最初の8時間は働き、2番目の8時間は休息し、
3番目の8時間は好きなことをするというアイディアである。

その結果、1890年5月1日に8時間労働実現の為のデモを行うことが決議され、
ヨーロッパやアメリカで第1回国際メーデーが実行されました。
それ以来、労働者の権利を主張する運動が様々な形で発展してきたのです。

日本では、1920年5月2日に第1回メーデーが上野公園で行われ、
およそ1万人の労働者が『8時間労働制の実施』、『失業の防止』、
『最低賃金法の制定』などを訴えました。
そして、その翌年からは、他国に習いメーデーを5月1日に変更しました。

不思議なことに世界中の人々がラグタイムの出現と共に
遊ぶ時間をもっとくれ、寛ぐ時間をもっとくれと要求していたのですね。
もし皆が労働者としての権利主張をしていなかったら、
ラグタイムを弾く時間も、ラグタイムを聴く時間も全くなく
ただただロボットのように労働者として生きていたのかもしれません。

そう考えると自由の大切さというものがしみじみと伝わってきます。
遊び心なしにラグタイムは楽しめない！！！
私の勝手気ままな愚考ですが、
メーデーとラグタイムに途轍もない繋がりを感じてしまう今日この頃です。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし！！！

裕美・ルミィヤンツェヴァ