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『戦場のハローワーク』の謎

先日、加藤健二郎の著書、『戦場のハローワーク』を無事読了、
本来刺激や挑発になるべく要素も全て全て落着きとして捉えてしまったくらい、
胸を撫で下ろすような心地よい気分で楽しく読むことができました。

普通の人ならば戦争の実態や海外生活、
省官庁のしくみやジャーナリズムの力を思い知ったとき、
『へぇ〜』の連発に陥ると思います。
しかしながら、私の場合は著者の言葉一つ一つに共感を覚え、
『やっぱりかぁ〜』という安心感に染まってしまったというのが正直なところ。

何の御縁か因果か、同時期に自分も海外に長期滞在、
その時代背景と政変に纏わる裏表、軍の動きやメディアの傾向に於いては
自分の肌で感じているかの如く手に取るように理解できたのです。

また、民警・軍とのやり取りから国境での困難、
パスポート・ビザ問題云々から不法行為まで、
外国語能力からカラシニコフまで、
麻薬事件から入院体験まで、
外貨両替からプレス・カード取得まで、
恋愛スキャンダルから取材の裏技まで、
彼と私の人生が幾重にも幾重にもダブっていくところが
読んでいる最中、妙に面白みを増していきました。

加藤健二郎が戦場で体験したことのほぼ全ては私の実生活の中で起こった事項、
独特な一匹狼として長年国境越えて世渡りしてきた自分が
それほど特別な人間に映らないほどの
稀な体験談を記述してくれた著者は
まるで裕美・ルミィヤンツェヴァの男版のよう(うふふ)???

いつも限界というギリギリの線で
リスク無限大の真剣勝負をしている私にとって
この本は途轍もないエネルギーと自分を肯定し続ける要素と
やってしまえば何でもありの楽観性を
『そうだ、そうだ』の頷きと共に楽しませてくれた一冊でもあります。

野望と冒険に加え、危険と知りつつ突き進む魂の躍動に
妙に共感を覚えることができたのは同じような体験を自分がしてきた証拠、
何の疑問も残ることなく、最初から最後まで彼の思考回路を追うことができたのは
彼自身が独自のカメラ目線で日頃メディアが伝えない真実を
飾り気なくありのまま書き綴ったことに起因しているのだと強く感じました。

読む人によっては全く違った観点でこの本を受け止めると思う。
しかし、少なくとも私は市場の隙間を鋭く巧みについていく氏の生き方に
魅力を感ぜずにはいられない。
不可能を可能にする為に手段を選ばないのは
射るべき的を深く理解しているインテリジェンスそのもの。

人生に於ける二面性を見事に分析し、
どちらに転がろうと勝利の女神に必ず微笑ませる手法を身に付けていることは
彼がこれまでに蓄積してきた全ての能力と技術の集結あってこそ、
正に人間が国境を越えて自由に持ち歩ける知識と経験が勝負の別れ目なのである。

加藤健二郎は私の舞台なる人生にまた違ったニュアンスをくれた人、
苦痛も悲劇もこれまたネタになることを教えてくれた男、
自分の限界に挑戦した者だけがシェアできる喜びを知っている同志、
『まだまだ序の口』という更なる可能性を見せつけてくれた恩師。

この先自分が吐くセリフが、今後私が演じる役が、
またまた違った意味を持ってきたような気がします。
上辺だけのフェイクではない本当の危険を知っているからこそ、
彼のありとあらゆる体験談を私は鮮明に描き出せるのでしょう。

私がもし男だったら、良きライバルになっていたかもしれない。
あっぱれ、加藤健二郎、これぞこの世の七不思議!!!
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ


作成日:06/25 13:52 最終更新日:06/25 13:52

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