ウィリアム・フォークナーの影響
1948年ボゴタ暴動(ボゴタソ。
自由党の大統領有力候補であるホルヘ・エリセエル・ガイタンが
対立していた保守党の刺客によって暗殺されたことによる
自由党下層派市民の武装蜂起と、
そこから続く「暴力」(ラ・ビオレンシア)の原因となった。
約20万人の死者を出すと共に今のコロンビア第一のゲリラ、
コロンビア革命軍(FARC)やコロンビア自衛軍連合(AUC)のような
極右民兵の発生起源にもなっており、
コロンビア内戦もボゴタソの影響である。)が起こり、
学校が閉鎖された為に家族の住むカタルヘナの大学に移るが、
生活難により中退。『エル・ウニベルサル』紙の記者として働き、
安アパートで貧乏暮らしをする。
この頃、ジェイムズ・ジョイスやフランツ・カフカ、
ウィリアム・フォークナー、ヴァージニア・ウルフ、
ミゲル・デ・セルバンテスなどを耽読した。
特にウィリアム・フォークナーは、
のちにガルシア・マルケス作品の土台を為す上で
絶大な影響を与えた作家である。
後に、ノーベル賞の受賞演説の冒頭で、
「フォークナーが立ったのと同じ場所に立てたことは嬉しい」
と語った程である。
また、フランツ・カフカについては、
彼の『変身』を読んだことで大きな衝撃を受け、
マルケス自身の作風を確立する上で決定的な体験の一つになると共に、
文学そのものに関心を持つ大きなきっかけとなった
(マルケスは後年ミラン・クンデラに
「ひとが別様に書くことができると理解させてくれたのは
カフカだった」と語っている)。
ヴァージニア・ウルフについては、
もし『ダロウェイ夫人』のある一節を読まなければ
今とは違った作家になっていただろうとのコメントを残している。
ジェイムズ・ジョイス、フランツ・カフカ、
ヴァージニア・ウルフ辺りを読んでいるとは流石ですねぇ。
私もめちゃくちゃ大好きです。
特にヴァージニア・ウルフに関しては
作品の殆どを読んでおります。
ウィリアム・フォークナーは有名ですが、
余りよく存じ上げません。
時間を作って是非とも読んでみたいです。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:04/06 22:31 最終更新日:04/06 22:31
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