マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管 演奏会リポート
2006年11月25日(土)17時〜
京都コンサートホール
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ストラヴィンスキー:バレエ<<春の祭典>>
京都コンサートホールは、隣の小さい方のホールは行ったことがありましたが、大ホールは初めてでした。
しかし、このホールは動線が悪いです。エントランスは、まるで巨大な貝殻の中を上って行くように螺旋のスロープを延々と登らされます。私は少々体調不良だったので、しんどかったです〜。出入り口は狭いドアが2つだけなので、帰りはぎゅうぎゅうで出るのに一苦労でした。これ、火事の時、どうするんだろう。。ああ、恐ろしい。トイレも、いったいどこが「空き」なんだか分かりにくい造り。ドアを一つ一つ押して、確認しなきゃ〜、ふ〜、です。途中の休憩時間には、ホールの係り員の方が、「こちら、2名様どうぞー!!!はい、もう1名様、どうぞーー!」と絶叫して、案内してくれていました。(@_@;) いったい誰のデザインなのぉ〜???ちなみに芸文ホールのトイレは、空き状態が人目で分かる、素晴らしい造りですよー。参考にしてくださいよー。
で、ホールは、完全なシューボックス型。満席にも関わらず残響は長かったです。が、すっきりした残響でした。フォルテ・ピアノでロングトーンって感じ?
狭いステージに楽団員さんが溢れそうに乗っかってます。エミリーさーん!!あ、いえ、私ではなく、首席フルートのエミリー・バイロンさんです。(^^) いつみても迫力のお尻です。音も迫力です。
RCOは木管の配置が独特なのですね。ClとFgが、通常の逆です。なぜなんでしょうね。
ヤンソンスさん登場!実物の方が男前でしたよ。(^^) ちょっと痩せられたのかな?
新世界。同じRCO/ヤンソンスのCDもそうですが、もうヤンソンス、やりたい放題です。(^^) テンポやダイナミクスの揺さ振りがすごいです。3楽章なんて、繰り返しの部分、絶対2回目は違うことをしてくれます。
最後のE-durの伸ばしは、音程がどんどん下がって行って、うそーって感じでした。
春祭。ガンガン鳴らす感じではなく、とても美しく優雅でした。ソロ・パートの部分などは、時間の長さがとても自由でした。
日本ツアーの初日とあって、団員の方々にはちょっと緊張の表情が見えましたが、ヤンソンスは全開でした。
RCOは音があったかくて綺麗です。響きもまろやか。オケの一体感をすごく感じました。席が2列目とかぶりつきだったせいもあり、1stVnの一糸乱れぬ演奏、1プルト目8人の呼吸、チェロの素晴らしい音色を堪能できました。あと、ヤンソンスは始終、「ガルル〜」とうなってました。
<引用>パンフに載ってた表現がぴったりと思ったので、引用します。
「音の核をなす、シルクのように艶やかで柔らかな響きや中間色に富む豊かな音色のグラデーションは、奏でられる音楽の中で絶えず損なわれることなく、息づいている。どんなに強奏しても音が汚く割れたり、耳を覆いたくなるような無機的な騒音に堕ちることはない。」
本当にそんなオケでした。
作成日:11/26 21:48 最終更新日:03/11 19:13
6件のコメント
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2006年11月27日 21時41分57秒
私は数年前、東京のサントリーホルで聴きました。
ヤンソンス氏は、あまり良い御写真をお持ちではない
ようですね。
実物は、もっともっと品格がありました。
そういう時、お節介ながら写真家魂が騒ぐのです・・・。
2006年11月28日 22時29分14秒
エミリーさん、こんにちは。
レニーと申します。
ヤンソンスのコンサートはさぞ素晴らしかったことと想像しています。
私は2年前にバイエルン放送響との来日公演を聴いて感動したことを思い出しました。このときは「火の鳥」、「チャイコフスキー5番」でした。
京都ホールは、一度だけですが、マイスキーのチェロを聴いたことがあります。僕が京都で学生だった頃は古い京都会館第一ホールによく通っていたのですが、新しいホールの素晴らしいこと、同感です。
いろいろと情報交換出来たらと思います。お仲間に加えていただけるとうれしいです。
2007年03月10日 10時51分47秒
> レニーさん
コメントありがとうございます。
実は昨日、私の所属するアマオケの本番がありまして(しかもまた新世界)、まだボーっとしています。
http://www.c-music.jp/index.php/myspace/detail/bbs...
レニーさんは京都で学生時代を過ごされたのですね。どこかですれ違っていたかもしれませんね。(^o^)
2007年03月11日 10時46分52秒
エミリーさん
「新世界より」はクラシック音楽を聴き始めたときに最初に買ったレコード(!)です。指揮者はレナード・バーンスタイン。だから私のニックネームはレニーなのです。
京大オケ、同志社オケ、共に学生時代に楽員であった友人からチケットを押し付けられて(^-^)聴いたことがあります。京大は確かにレベルが高いですよね。友人もフルートでしたが初めはピッコロで出ていました。
新世界はいまも大好きな曲なので聴きたいのですが何しろ遠いので残念です。
2007年03月11日 19時13分55秒
> レニーさん
最初にお名前を見たときから、バーンスタインがお好きなのかな?って思ってましたよ。(^^)
よかったらまたブログの方にでも遊びに来て下さいね。
2007年03月11日 21時54分27秒
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こんばんわ。
エミリーさん
トスカニーニも明日、わざわざ、所沢にまで行って、コンセルトヘボウOに行きます。
(ん?所沢は所ジョージの出身地)。
曲目:ベートヴェン 第八番交響曲
:マーラー 交響曲第一番”巨人”です。
アバド指揮:ルツェルン祝祭管弦楽団以来の
数ヶ月ぶりの外国オケ、
〉ヤンソンスは始終、「ガルル〜」とうなってました。
まるで、故山田一雄ですな!
最近では、小林研一郎が唸っているなぁ〜