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新幹線の悲劇!!!

9月7日は何事もなかったかの如く、
新幹線出発予定時刻の1時間前に家を出て、品川へ向かいました。
しかしながら、JR川崎駅に着くと、
普段とはちょいと違った人ゴミと雰囲気(???)。

駅員さんがスピーカー片手に大声で叫んでいる傍ら、
多くの乗客が途方に暮れパニック状態。
まさかのまさか、ツアー当日にこんなことになるとは!!!
思わず田原俊彦の『こんな筈じゃ〜♪なかったよねぇ〜♪』
と歌い出したくなりました(笑)。

家にはTVがないばかりか、普段私はラジオも聴かない。
だから、前日の台風でJR線にまで影響が出ているとは
当時思いもしなかった。
とにかく、駅員さんに聞いてみたが、
JR線はほぼ全部止まっているとのこと。
即ち、川崎・品川間の電車がないのである。
つまり、新幹線に乗り遅れてしまい、切符が無効になってしまい、
別の切符を買い直さねばならないということ。
それどころか、京都に時間通りたどり着かず、
その日のコンサートが開催できなくなってしまうのだ。

おまけに、駅員さんと会話をしているうちに、
アレェクスェイが行方不明に・・・
スーツ・ケース抱えて、既に東海道線のホームへ行ってしまったようだ。
先ずはアレェクスェイの携帯に電話、
こういうときこそ1分1秒が大切なのに、人生中々上手くいきませんね。
とにかく大急ぎで彼を呼び戻して、駅員さんの指示に従い、
南武線で武蔵小杉まで行きました。
そこで、東横線に乗り換えて、菊名まで乗り継ぎ、
横浜線で、新横浜まで向かいました。

『どこへ行くの?』と尋ねてくるアレェクスェイに
『聞くな(菊名)!!!』などという
駄洒落オヤジぶりを発揮している余裕はむしろ無く、
電車で会う人会う人に駅名や路線を随時確認しては
間違いのないように慎重に慎重に乗り継いで行きました。

1度でも間違えればもはやチャンスはない。
しかし、大荷物抱えて、エレベーターやエスカレーターを昇り、
SUICAとパスネットを上手く処理し、
幾本も電車を乗り換えるというだけでも大変な作業なのに、
台風の影響で、通常運行している筈のJR線でさえやや遅れ気味。

新幹線に関しては品川よりは新横浜の方が出発時間が若干遅いので、
もしかしたら、品川発の号に新横浜で運よく乗れるかもと思いましたが、
我々の乗る筈だった『ひかり』は新横浜には止まらない模様。
私自身、新横浜駅では既にパニック状態に陥り、駅員さんに叫びまくり。

もう興奮を隠しきれず、『ここからは乗れません』などと
わけのわからぬことを言っている駅員に苦情・苦言。
ここぞとばかりにアーティストという職業を強調して、
その日、京都でコンサートを開催する必要性がある旨を伝えました。

すると、駅員さんの目に異変が!!!
『ちょっとお待ちください』と言って、
我々の切符片手に去っていってしまった。
待つこと数分、これでは次の号にも乗れないかも???
不安は募るばかり、時刻表に掲示されている『のぞみ』は
既に出発時間になっていた。
『何のんきなことしているのか???』
心の中で呟きながら、駅員室まで押し迫っていった。

苦言に苦言を重ね、駅員さんがやっと行動に出た。
我々の切符に『台風の為、在来線見合わせにより371A乗車』
と書き綴ってくれた。
とにかく時間がないので、切符を奪い取るかのように受け取って、
示されたエスカレーターをダッシュで昇り、
祈るかのようにホームで『のぞみ』を待った。

しかしながら、こちらも10分程の遅れがあり、イライラ。
ともあれ、京都のお迎えに電話連絡し、落ち着きを幾分取り戻すと、
乗るべき席が指定席ではなく、自由席であることを把握。
先ずは電車の前部に構えたが、自由席は実際後部にあったので、
新幹線に大急ぎで乗り、大荷物抱えて行ったり来たり。
そんなこんなしているうちに早くも車掌さんに遭遇。
事情を説明したが、な、なんと空席ゼロというではないですか!!!
というわけで、自由席どころか、
指定席のキャンセルくらいしか空席の見込みがないことがわかった。

色々とややこしいやり取り後、名古屋までになるかもわからないが、
とりあえず空いている指定席に座ることに・・・
これぞ不幸中の幸い、幸運の女神さまは我々に微笑んでくれたのか、
名古屋からの乗車はなし。
指定席にキャンセルが出ていたらしく、
なんら問題なしに京都まで座っていくことができました。

実際には『ひかり』よりも『のぞみ』の方が速いので、
お迎えに迷惑を掛けることなく、なんとか無事京都に到着。
ツアー初日に飛んだ災難だが、私はどこまでも悪運が強い人間である。
そう実感した次第です。


裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:10/05 23:51

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