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ラルフ・ローレンのカーテン

引っ越しして以来ほぼ年中無休で仕事をしているので、
台所用のカーテンを縫っている暇などなかった。
寝室、和室、玄関先のカーテンは専門店で既製品を購入したので、
まず問題はなかったが、台所の大きな窓にはカーテンがない。

我が家は一軒家で四方八方が隣接する家なのだけれど、
その窓は人通りの全くない裏手にあるので、正直手を抜いていた。
運が良いことに開けっ放しにしていて覗かれてしまいそうな
侵害・干渉を感じるような窓はうちに1つもない。
したがって、基本的にカーテンなくとも
充分に人目を気にせず生活できる環境なのである。

しかしながら、ある日突然窓越しに人影が・・・
まさかと思ったが、『裏のおやじ』が草むしりをしているのだ。
予期せぬ不意打ち喰らったような、後味悪い体験・・・(涙)
『ヤバイ、こういうこともあるのか、
こういう覗かれ方って、私、1番嫌い!!!』
それ以来、花柄のバンダナで暖簾のようなものを拵えて、
目隠代わりに下げていたが、これではちょいとみすぼらしい。

そこで登場するのは御助け船『裕美ママ』、
見ていないようで結構よく見ている人。
先日、母が大好きなラルフ・ローレンのペイズリー柄カーテン
をプレゼントしてくれました。
勿論、手作りですので、この世にたった1つの逸品です。

早速、本日突っ張り棒を頼りに、台所の大きな窓に下げてみましたが、
本当に可愛いカーテンで、気分は最高!!!
色は薄い水色に英国調のペイズリーがいっぱい、
ロンドンのLIBERTYで販売していそうな素敵な柄である。
それでいて、仰々しくない、品の良い貴族風繊細タッチ、
この趣が何とも言えない感じです。

カーテンに煽られて、今日は台所の床磨きに&窓磨き、
普段あまり熱心にやらないことまで頑張ってやってしまった(笑)。
女は本当に単純な生き物、カーテン1つで心が躍ってしまう。
これから、毎日毎日この素敵な柄を拝見できるとは、
幸せ気分でいっぱいです。

これでお料理の楽しみが倍増し、これで堂々と人をお招きできる。
ついでにですが、冬は暗くなるので、テーブルの位置も窓側に変更、
キッチンの模様替えまでしてしまいました。

しかし、母は凄い!!!
頼んでもいないのに暗黙の了解と言いますか、
私が随時必要としているものを知っているのである。
幾つになってもやはり母は母、
私の気分はハハハハハ(笑)!!!

めでたし、めでたし!!!
一件落着!!!


裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:10/06 00:30

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