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ステージの最後はカチャーシー

沖縄は那覇での宴会の最後を飾ったのは『カチャーシー(全員総踊り)』。
『かぎやで風』に始まり、『カチャーシー』で終わるのが
沖縄の伝統的なやり方なのだろうが、
それにしてもおとーりー登場、余興の数々で大変盛り上がりました。

中でも迫力満点でとても印象に残ったのが
沖縄の伝統的な踊り『エイサー』でした。
特にこの踊りが司会者より京都とポルトガルのダンスの融合として
紹介されたことが私の興味をどこまでもそそりました。
またもや京都かぁ・・・
私の人生どこへ行っても不思議なくらい必ず京都に繋がっている。

『エイサー』は沖縄でお盆時に踊られる伝統的な芸能で、
現世に戻ってくる祖先の霊を送り出す為、
若者たちが歌と囃子に合わせ、
太鼓を持って踊りながら地区の道を練り歩くものであるが、
近年ではそれ自体を鑑賞する為のイベントが開催されているとのこと、
この踊りの創造性と人気は尽きないようです。

『エイサー』の語源は定かでは御座いませんが、
おそらく歌謡を意味する『おもろ』に因んだ言葉
『おもろさうし』、『ゑさおもろ』に由来とするのだと考えられております。
また、浄土宗系の念仏の影響も見られることから、
踊念仏との関連自体が京都との繋がりなのではないかと悟った次第です。
『エイサー』が、踊りの最中に挟まれる囃子の1つ
『エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー』
から来ているという説もあるくらいです。

太鼓を持って踊るのは基本的に男性だけで、
直径50cm程の大太鼓、ウフデークー、
鼓のような形をした直径30cm程の締太鼓、シメデークー、
片面だけに皮を張った直径20cm程のパーランクーの3種があります。
通常は頭に頭巾、マンサージ、足には足袋、
一団で統一された打掛、羽織等を着用します。

その他、先頭に立って旗を振る『旗頭(はたがしら)』、
何も持たずに踊る『手踊り(ジーヌー、ティモーイ、テーモーヤー)』、
三味線を弾き唄う『地謡(じうたい、ジカタ、ジウテー)』、
脇で道化役を演じる『京太郎、三郎(ナカワチ、チョンダラー、
サナジャー、サンダー、サンラー)』がおります。

地域によって多少異なるようですが、大概以下の曲が使用されるようです。

●仲順流り(ちゅんじゅんながり)
●久高マンジュウ主(くだかまんじゅうしゅー)
●テンヨー節
●いちゅび小節(いちゅびぐわぁぶし)
●海ヤカラー
●固み節
●唐船ドーイ(とうしんどーい)


大交易時代、ポルトガル人が琉球の人を
友好的で武器を持たず、平和を愛する人達と評価し、
REQUIOS(レキオス)と呼んだことから
琉球人とい言葉が生まれました。
沖縄の地域芸能として親まれてきた獅子舞やエイサーが
新たな舞台スタイルとして確立された経路に京都とポルトガルがあるとは
実に面白い話ですね。

みなさんは『エイサー』をご存知ですか???

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:10/26 19:02

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