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ブランド・ハンカチ

人からよくいただく物の中に『ブランド・ハンカチ』があるが、
私自身、『ティッシュ』や『紙おしぼり』は持ち歩いても、
『ハンカチ』は持ち歩かない人間ですので、
正直これらはタンスの肥しといいますか、デザインを眺めて楽しむだけの存在である。

今までにも数百枚もらっているであろうが、自分で購入したのはほんの数枚。
どうやら日本には内祝いだ、お別れのプレゼントだで、
ハンカチを贈る風習があるらしい。

ヴァレンチノ、ジバンシー、ピエール・バルマン、ラルフローレン、
モリハナエ、ゴルチェ、marie claire、ニナリッチ、レノマ、
KENZO、DAKS、DIOR、クレージュなどなど、
500円前後で手軽に入手できるブランド物としても
我が国では『ブランド・ハンカチ』は人々にこよなく愛されております。

しかし、考えてみると、これらは日本人専用といいますか、
日本でしか販売されていなかったりするのですよね。
駅前のティッシュ配りをしている方々に感謝するべきか、
我が国ではハンカチで鼻をかむ習慣はない。
海外へ初めて行って驚いたこととは正にこのハンカチで平然と鼻をかむ行為、
使っては洗って乾かし、使っては洗って乾かし、というヤツである。
私にはとても真似できない(笑)!!!
だからこそ、ハンカチにブランド志向がないのではないかと、
勝手に解釈した次第である。

また、日本の染め物技術の素晴らしさを考慮に入れれば勿論のこと、
ブランド・ロゴのライセンスだけ買い取って、
高質の日本製『ブランド・ハンカチ』を販売というのも
ファッション業界における1つの戦略法なのであろう。

何だかんだ言いつつも、日本の和文化に惹かれてしまう私。
友禅染めに藍染めハンカチ、紡ぎ織に阿波しじら織のハンカチ、
鼻をかまれると知りつつも、外国人に一度は素敵な和物ハンカチを
プレゼントしてみたいなぁと思っているのは私だけでしょうか???
Don’t Blow your nose with this handkerchief
(ハ、ハ、ハ)!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:12/10 00:19

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