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肉&魚に関する質問

牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類全般、背の青い魚・・・後者ほど体にやさしい!
と聞いたのですが、何がどうしてなのか・・・・・・・?
裕美さん 教えて下さい>>>>>>
という質問をいただきましたので、お答え致します。
↓↓↓↓


先ず、日本が世界一の長寿国になれたのは、
肉類の摂取量が増えたからと言われておりますので、
肉が悪いとは一概には言えないと思います。
そもそも蛋白質は炭水化物、脂肪と共に動物の三大栄養素の1つ、
特に蛋白質は20種類のアミノ酸からできていますし、
必須アミノ酸ともなると動物が自分の体内では合成できませんので、
食物として摂取しなければなりません。
人間の場合はロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、
リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファンの8種で、
幼児の場合は更にヒスチジンが加わります。

それにコレステロールは人間の体の細胞膜や
ステロイドホルモンなどの成分の1つでとても大事、
ただ肉の動物性脂肪には不飽和脂肪酸が含まれていますので、
摂り過ぎると高脂血症の原因となります。
これは霜降り肉、バター、ベーコン、コンビーフ、ソーセージなどに多く、
皮を取った鶏肉、ヒレ肉、ボンレスハムなどには比較的少ないと言われております。

体内のコレステロールは食物から摂取されるものが20%、
肝臓で作られるものが80%。
また、食品から吸収されるのが40%で、残りの60%は排出されてしまいます。
したがって、多少コレステロールを多く摂取しても
血液中のコレステロール値には大きな影響は与えられません。

牛肉は動物性蛋白質、鉄、ビタミンB群などなど、
栄養価が豊富であり、多量摂取さえしなければ、非常に効率の良い健康食品。

豚肉にも良質の蛋白質が豊富で、牛肉の約10倍のビタミンB1が含まれており、
糖質の代謝や神経の働きの関係から、イライラを防ぎ疲労回復に効果があります。
ただし食べ過ぎると疲労のもとになるピルビン酸が増え、
体内の水素と結び付き、疲労物質の乳酸が溜まってしまいますので要注意。
クエン酸を多く含むレモンなどと一緒に摂ると
ピルビン酸がクエン酸に変化するので良いそうです。

牛肉や豚肉とは違い鶏肉の肉と脂肪は分離されているので、
蛋白質のみを摂取することが可能。
メチオニンには脂肪肝を予防する効果が、また、肝機能を上げる効果があるので、
二日酔いの解消にも役立ちます。
更にメチオニン摂取により動脈硬化や
それに付随した心臓病である狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を防ぐことができます。
しかも鶏肉には美肌の元となるコラーゲンも豊富、
細胞同士を結び付けるコラーゲンは白内障や老眼、
関節痛などの予防にも効果があります。

魚には消化されやすい蛋白質が沢山含まれており、
これらが同時に体の中のいらない塩分を排泄しますので、
高血圧などの成人病を予防してくれます。
また、人間の脳の細胞を作る大切な栄養、
DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれておりますので、
脳の働きを活発にし、記憶力や学習能力を高めてくれます。
そのDHAは背の青い魚に特に多く含まれているようです。

その上、疲れを取る働きや血管をきれいに掃除する力を持つタウリンや
他の食品と比較にならない程の多量のカルシウムが含まれております。
しかも血液の流れを妨げる悪いコレステロール
脂肪を減らす働きをするEPA(エイコサペンタエン酸)もあります。
これは特に背の青い魚に多く含まれていますので、
動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの成人病を予防する為には
背の青い魚の方がお勧めなのでしょう。

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:12/14 00:08

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