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James Levineのラグタイム音源

先日、ファンの方から貴重な音源、James Levineが1976年12月に収録した
『JAMES LEVINE PLAYS SCOTT JOPLIN』を頂戴しました。
これは1976年に開催されたラヴィニア音楽祭での演奏があまりに好評であった為、
同年12月に急遽録音されたものですが、彼が唯一残した Joplin 作品集となりました。

James Levine はユダヤ系アメリカ人で、大層な音楽一家に生まれたこともあり
幼少よりクラシックの教育を受けた人ですが、
意外や意外、テンポが大幅に崩れることのない軽快な演奏を見せてくれます。
彼が細かいテクニックを持っていることは言うまでも御座いませんが、
非常に丁寧で安定した演奏にも関わらず決して堅苦しくないタッチで
聴き手を楽しませてくれるところは流石です。

彼は鍵盤楽器奏者としては室内楽ピアニストや歌曲の伴奏者として
精力的に録音を続けている方ですが、
メトロポリタン歌劇場で出演に出演を重ね、
首席指揮者にまで任命される程の腕前を持つ人で、
世界的に高い評価を受けている指揮者として数えられます。

音楽をより深いところで理解しているこのような優秀な人が
スコット・ジョップリンの名曲の数々を残してくれたということは
ラグタイム・ファンにとっても非常に有難いことであり、
この作品がこの先も多くのピアニストたちに影響を与え、
あらゆる意味で演奏家たちを感化していくことは間違いないでしょう。


『JAMES LEVINE PLAYS SCOTT JOPLIN』
ジョプリン:ラグタイム・ピアノ


1.Paragon Rag
パラゴン・ラグ(1909)

2.Maple Leaf Rag
メイプル・リーフ・ラグ(1899)

3.Weeping Willow
ウィーピング・ウィロー(1903)

4.Scott Joplin’s New Rag
スコット・ジョプリンのニュー・ラグ(1912)

5.The Cascades
小さな滝(1904)

6.The Chrysanthemum
菊の花(1904)

7.Elite Syncopations
リート・シンコペーション(1902)

8.Pineapple Rag
パイナップル・ラグ(1908)

9.The Entertainer
エンターテイナー(1902)

10.Sugar Cane
シュガー・ケイン(1908)

11.The Easy Winners
イージー・ウィナーズ(1901)

12.Original Rag
オリジナル・ラグ(1899)



皆さんも機会が御座いましたら、是非、聴いてみてください。
お勧めの1枚です。


裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:01/03 01:31

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