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トキワ・サンザシ????

以前からちょっと気になっておりましたが、
実はうちのお庭に滅茶苦茶美味しそうな赤い実が生っています。
暫く取らないでいたら大量に生っておりましたので、
今年こそはと思い、300粒くらいボウルに集めました。

ロシアでは有名な実で『ブルスニカ』と言いますので、
和名はこけもも(コケモモ・苔桃)、英語でクランベリーになるのでしょうが、
ネットで木自体を調べてみましたら、こけももというよりは
むしろバラ科トキワ・サンザシ属の『トキワ・サンザシ』に似ています。

これは東ヨーロッパから西アジアに掛けて分布する常緑低木で、
1629年にヨーロッパに紹介され、明治中頃に日本に渡来しました。
生垣に用いられることは少ないが、高さは7メートル近くになり、
狭倒卵形の葉が多いものの、楕円形の大きな葉が時に出るそう。
花は6月頃に開花し、白色で直径1センチ程、
果実は沢山付き、鮮やかな紅色に熟して美しく、
庭木として植栽される他、植え込みなどに自然生えして野化するらしい。

果実が鮮紅色に熟す点は、同属のタチバナモドキとは異なりわかりやすいが
ヒマラヤ・サンザシとは区別しにくい。
ヒマラヤ・サンザシの方が紅色が濃く、濃紅色である点や
果実と果実が離れずに密集している点で若干区別できる。

しかしながら、食べた感じでは味はローズヒップやこけももにそっくり、
これらは様々な国で古くから食生活に根付いた果物で
特にコンフェチュール、ジャム、ドライ・フルーツ、ティーなどの代表格です。
香りが大変豊かで長期保存も可能ですので、
お料理のバリエーションが広がり重宝されます。
ヨーグルト、ケーキ、アイス、お酒などなど、楽しみ方も千差万別。

因みにこけももの成分はビタミンC、果糖、ブドウ糖、りんご酸、
クエン酸、酒石酸、アルブチン、ペクチンと健康にも良いです。
サンザシの果実も中国では薬用として幅広く使用されており、
山査子(さんざし)という生薬名で消化吸収を助ける作用があります。
また、加味平胃散(かみへいいさん)、啓脾湯(けいひとう)などの
漢方方剤にも使用されております。

セイヨウ・サンザシの果実や葉は心悸亢進、心筋衰弱などの心臓病に効き、
消化不良や下痢などの消化器系の症状、及び条虫の駆除によく用いられてきました。
近年は血中コレステロールを低下させる作用が示唆され、
健康食品の素材として注目されています。

正式名はちょいと????ですが、
とりあえずはアイスクリームに塗して食べてみました。
残った分はブランデー漬けにし、これからちょびちょび摂取していく予定です。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/03 01:11

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