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高額ベンチで売名行為????

『思い出を形に』とか何とかいう面目で
川崎市が公園に『まごころ記念ベンチ』如き
寄付募集制度を実施しているけど、これはちょいと考えものだなぁ。

その一例として
↓↓↓↓
『お父さん、40年間お疲れ様でした。
これからも元気でね。川崎太郎・花子』
というのがあるのだけど、
このベンチのお値段が一つ14万円・18万円と高額。

『身近で魅力的な街づくり』を市が本当に考えているならば
工事や建設現場で余った木材を利用して
青少年たちにボランティアでベンチを造ってもらえばいいわけだし、
デザイン云々でお洒落なベンチを求めているならば
美術・芸術・デザイン学校の生徒たちに
助成金を出してでもコンテスト開催すればいいわけですし、
綺麗な街つくりが本来の目的というならば
『市民の寄付による』高額ベンチの売名行為は
全く趣旨に沿っていないと感じます。

本当の意味で街づくりを考えるならば
ホームレスで有名な川崎市の路上や公園を何とかするのが先決、
予算があるならば誰もが使用できる
無料シャワー・ルームや清潔なトイレの設置などなど、
失業者が社会復帰できるように無駄のない直接支援をした方がいい。

逆に言うなれば40年間も家族の為に死に物狂いで働いてきたお父さんは
自分の子供が高額ベンチを購入してまで感謝の意を表する行為に反対であろう。
そんな御礼の仕方や敬意表明を歓迎する父親がどこにいるであろうか????
特に日本の高度経済成長に携わってきた者ならば尚更命懸け、
子供が親に感謝したいならば生きているうちに直接感謝した方がいい。

有名人ならともかく、赤の他人、つまり知らない人が寄付した高額ベンチを見て
一般人は果たして何と思うであろうか????
実際には何とも思わないだろう。
他にも『結婚記念・退職記念などのメッセージを表示』とあるが、
そういった記念すべく想い出の出来事ならば余計に
公園の高額ベンチに留まりたくないのが人間の心理でしょう。

本当に真心があるならば家族で会食するとか、
両親にプレゼントするとか、結婚記念をお祝いするとか、
別に方法は沢山あると思います。
せっかくの善業や記念なのですから、
そんな軽々しい売名行為で終わらせなくとも・・・

人間の心の真髄に宿る本来の『意』は心の中に残るものであって、
わざわざ形に変えて残すものではない。
それでも尚残したいならば、後世に伝えたいならば、
もっともっとましなやり方があるのではなかろうか????
これでは川崎市が得点稼ぎで善業を施しているようにしか私の目には映らない。
このような思考を巡らせたのは果して私だけか?????


裕美・ルミィヤンツェヴァ


追記:ここで重要なもう一つのポイントは
公園のベンチがホームレスの寝床になっているという
厳しい現状が川崎市にはあるということ!!!
作成日:05/13 02:15

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