ユーザーID

Password


ホーム
検索

ページトップ
メッセージを送る
掲示板
ブログ(日記)
お気に入りに追加
お友達一覧に登録

嫉妬しない女だからこそ

ストーカー扱いされていた時、
自己嫌悪に陥った。
断ち切られてしまった時、
行く場がなくて途方に暮れた。

攻め立てられて、
追い詰められて、
とても苦しかった。

私は貴方を嫌ったことがない。
私は貴方を憎んだこともない。
私は貴方を恨んだこともない。
だけど女だから、
貴方が御結婚なさるのが
本当はものすごく辛かったのです。


恋愛に於ける片想いとは一方通行、
だけど、本来一方通行などこの世に存在しない。
どんな一方通行の道も反対側から通ることは可能、
人間心理に於いても必ず何らかの波動が生じているのです。

本当はしつこいくらいで調度良かった。
この粘りがなければ固い友情などあり得ない。
切っても切れない腐れ縁でお互いの微笑みが増した。
相手には私を排除する気すなど一切なかったのだから・・・

攻め立てられたことも、
追い詰められたことも、
実際にはなかった。
それらは切なさが生み出したイマジネーション。

だけど、嫌っていた、憎んでいた、恨んでいた。
煮えたぎるような愛情で野蛮にも相手を束縛していた。
嫉妬しない女だからこそ、
魂の真髄に矛盾が生じるのです。

最高に幸せな筈なのに
泣き暮らしてみたりするのです。
ものすごく愛されているのに
片想いを楽しんだりするのです。

史上最高の『悪女』と呼ばれてみたい。
そんな女だからこそ、幸せなんです。
地獄の泥沼から抜け出しても
舞踏会ドレスに身を纏うことができるのです。


めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:05/25 17:47

Muse運営について

Muse(c)2024