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演奏会場に於けるプラスとマイナスの謎

演奏会場に於けるコンサートへの反応
↓↓↓↓

マイナス:『当店は期待されてるような店ではありません。集客も出来ませんし、ギャラはチャージバックです。そんなに活躍されてる方がライブやって頂くような店では無いので一様お断りさせて頂きます』。

プラス:『じつのところチャージバックでしかギャラが払えない状態で、それを了解してくだされば、出演はむしろこちらからぜひお願いしたいです』

マイナス:『当店に普段お越しのお客さんはライブには無関心なのです。従って、そちらで集客されない限り 当店の集客は0人ですよ』

プラス:『もし以下の条件を了解してくださるならば、検討して早めにご返事をください。よろしくお願いします』

マイナス:『ですからギャラも無いのでお断りしているのです。悪しからずご了承下さい。お役に立てなくて申し訳ございません』

プラス:『飛び入りは問題ありません。休憩時間も融通を利かせて、適当に変更してくださってかまいません。ご心配なく。ではこちらも楽しみにしております。よろしくお願いします』。



あくまでも一般論だが、同じ内容のことでも言い回しや捉え方の違いで
結果はプラスにもマイナスにもなりうる。

買い物をする際『ボランティア活動してますので、これとこれとこれをタダでください』
と言えれば話はまた別ですが、
通常は物品購入の際には支払い義務が生じてしまうので、
職業演奏家はいつでもどこでも無償労働ができるわけではない。

フリーランスですと必要経費から税金まで全て全て自分で賄いますので
通常はサラリーマンの4倍は稼がねばならない。
外国人アーティストともなればその3倍ですから12倍の稼ぎが必要だ。

それはパスポート取得云々で自国へ帰ったり、
書類審査のやたら厳しいお役所巡りをしたり、
入出国手続き、労働・在留許可取得などなど、
毎度毎度ありとあらゆる面倒な法的処置に直面する為当然のこと、
ましてや異国人としてのアトラクション要素があるのだから尚更。

しかしながら、たとえギャラ制の仕事しか取らない方針であっても
文化・国際交流、全国ツアー、学生支援、社会活動などなど、
地域に根差した活動から一般庶民との振れ合いまで、
年齢層・社会層関係なく自分たちの活動に幅広く目を向けてもらう為には
低料金のライブ・コンサート開催も必要であれば、
ボランティア活動や地域交流なども手放せない。
これらは自ずと自分たちのプログラムに入ってくるのです。

そんな中で、人によっては頭ごなしに否定の連続、
無限大のチャンスのひとかけらさえ信じていない人もおります。
最大限に努力してやってみてそれでも駄目ならまだ分かるが、
挑戦すら、協力すら、試みすら拒む人もおります。

これぞ物事の二面性、世の中には実際成功も失敗もありうるのです。
同じことでも見方一つでプラスにもマイナスにも転がるのです。
上記が良い例ですが、同条件でアプローチした際に二通りの返答が御座いました。
一方は完全否定、他方は挑戦主義、
結果、前者とは契約が結べず、後者とは無事契約成立。

私の中の解釈としましては前者とは無理してやっても駄目。
始める前から『集客ゼロ』と言い切れる人は
それだけのマイナス・エネルギーを随時発しているので、
顧客もそれをどこかで感じながら接しているわけですから所詮無理でしょう。
うちのお客は音楽が嫌いと一方的に断定、
それ故に誘えない、勧めない、話せない・・・
よって、誰も音楽など聴きに来ない、
うちの店には全然人が集まらないという結果に。

つまり、アマチュア・ミュージシャンは勝手に集客して
自分たちのギャラに充ててくださいというヤツである。
そこにはリスクも、努力も、可能性も、葛藤も、前進も、向上も何も存在しないのです。
ただただ凝り方まった固定観念と悪循環があるのみ。

そして、後者の場合は状況が随分変わってきます。
大変な現状を捉えつつ、相互協力の下で何とかならないものか
と葛藤する姿勢がそこにはあります。
このきっかけとチャンスはまたとないものだ
と一発勝負の意味を深く理解し、無限大の可能性に懸けてみる。

お客の足取りというのは天気に左右される。
でなければ景気に左右される。
ときにはその日の気分や体調にも左右される。
地震があれば外出しないだろうし、
大雨や雷ともなれば余計うちから一歩も出たくなくなるであろう。

その他にも、家族が病気になったとか、
残業が長引いたとか、人身事故に妨げられたとか、
会場の場所が分からなかったとか、突然金欠に陥ったとか、
演奏会にたどり着かない理由は山ほどある。

それでも尚、一つの時空を共有できる喜びというのがあるからこそ、
多々の障害を乗り越えて、人は演奏会場へ足を運ぶのです。
お財布と相談しながら、時計を気にしながら、家族に言い訳しながら、
生演奏の醍醐味を味わいに来るのです。

飛行機で飛んで着てくださるお客様がおります。
ホテルを予約してまで聴きにいらしてくださる方がいます。
終電逃してまで長居してくださる人がおります。
嬉しいことに御客様の九割がリピーター、
一度お会いした方とは必ずと言っていい程再会しております。
だからこうしてしぶとく続いているのでしょう(笑)。

一度しかない人生、どちらに転がるかはあなた次第、
成功も失敗も全て全てあなたの手のひらにあるのです。
これぞ物事の二面性、これぞこの世の七不思議!!!

めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ


追記:昨日いただいたエール
↓↓↓↓
がんばってください。
いつも 生き生きとした 躍動ある日記 感服している所存です。
作成日:06/22 02:06

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