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女紋の謎

更にこちらは家紋の横に別の家紋、
丸に菱形の物がありましたので意味ありげ・・・
これはおそらく釘抜というものです。
何らかの形で配偶者の家紋も刻まれたのでしょうか????
女性に別門があるのは足利家、今川家の特徴らしいです。

女紋は主に関西地方において普及している風習で、
実家の家紋とは意匠も由緒も異なり、
女系から女系へと伝える紋章のことだそう。
関西の商家では外部から頻繁に有能な入婿を迎えて
家を継がせる女系相続が行われた為、
自然発生的に女系に伝わる紋が生まれたといわれています。
特に近畿地方の商家に於いては
「家紋が一つしかない家は、旧家とは言わない」といい、
代々の女紋を持つ家は相当な旧家として
敬意を持って遇されることが多いらしい。
家同士の婚姻が主だった時代、
女性が嫁ぐ場合に婚家に女紋を持っていく例もみられたよう、
現在でもこの風習は根強く残っているみたいです。

これぞこの世の奇跡、これぞこの世の七不思議!!!
こんなに幸せな気持ちでお墓巡りができるとは、
御先祖様に感謝、感謝の一言です。
めでたし、めでたし!!!


↑↑↑↑

という日記を以前に書いたが、
母親にこの話をしてみると、
どうやら私の推測の全ては当たっていたようだ。
自称霊能者ですが、何か・・・・

この亡くなった大伯母さんはやはり関西の人だったよう、
この女紋が主に関西地方に於いて普及している風習
ということでしたので見事に命中しました。
彼女は大阪出身、どうやらいいところのお嬢様だったようです。
これでこの女紋の謎解きができました。

家同士の婚姻が主だった時代、
女性が嫁ぐ場合に婚家に女紋を持っていく例もみられたよう、
という風習をこの墓石が語ってくれていたのです。

上り藤に足利二引きは藤原北家である足利の子孫、
鍋島藩矢島を象徴しているのでしょう。
特に女性に別門があるのは足利家の特徴ですので、
全ての史実が明らかになってまいりました。

しかも、亡くなる数日前に
この女性は母にわざわざ電話で御礼を言ったとのこと、
御主人の葬儀に母が遠方からはるばるとやってきた際の恩義を
死ぬが死ぬまで忘れずに感じていたのでしょう。

他界した人にはもう会うことができませんが、
自分自身が墓石・家紋に興味を示し、
お墓参りがより意義あるものになって以来、
忘するべからず先人の想いや念が蘇ってきました。
墓石に刻まれている事項を読むだけでも
家系に2歳で他界した叔母がいること、
19歳で亡くなった大叔父さんが2人もいること、
祖父が38歳という若さでこの世を去っていることが分かります。

別に戦争があったからではない、全員病死です。
それ故に、自分が健康で生かされていることの価値を
しっかりと受け止めなくてはなりません。
墓場は不気味なところとお感じの方も多数いらっしゃると思いますが、
私にとってお墓は自分のルーツを知る貴重な手掛かりであり、
先人たちの恩義や今現在生きている者の志を知ることができる
貴重な財産なのです。

お墓に行くと色々なことが分かって感動を覚えます。
自分が生きている意味も
これからやるべくこともより明確になっていきます。
この先も、大切にしたいお墓参り、
機会があればいつでも足を運びたい一心です。

これぞこの世の七不思議!!!
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:09/27 18:42

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