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ガンボ 料理の謎

ガンボは英語でGumboと書く米国ルイジアナ州を起源とする
シチュー、或いはスープ料理、
米国南部メキシコ湾岸一帯に浸透しているお料理のこと。

ガンボは基本的には濃いスープ・ストックで、
肉または甲殻類、とろみ成分、
及び『聖なる三位一体』と呼ばれる野菜、
セロリ、ピーマン、タマネギで構成されています。
伝統的に、ガンボ・スープは米に掛ける形で供され、
四旬節の際のガンボ・ザーブ、gumbo z’herbes という
ルーでとろみを付けた緑色のガンボも存在するそうです。

ガンボはルイジアナ州に於けるクレオールの間で一般的であるのをはじめ、
テキサス州南東部、ミシシッピ州南部、アラバマ州、
サウス・カロライナ州のチャールストン周辺のロウ・カントリーや
ジョージア州ブランズウィックなどの地域で食されております。
年間を通じて食されますが通常は寒い時期の料理として知られています。

スープ・ストックはシーフード・ガンボであれば魚介類、
チキン・ガンボであれば鶏肉を使って可能な限り濃く作るらしいです。
典型的なガンボは鳥肉類、甲殻類、豚肉の燻製のいずれかひとつ、
若しくは複数を使い、鳥肉類としては鶏、アヒル、ウズラなどを使用するのが一般的。
地元の甲殻類としては淡水産のザリガニ、メキシコ湾産のカニ、
エビなどが使われることが多いそうです。
タッソ(ケイジャン・ハム)、アンドゥイユ(燻製ソーセージ)を入れることにより、
料理にスモークの香りを加わえるという裏技もあるよう、
とても奥の深いお料理です。

ガンボにとろみを付けるのにオクラを使う場合と
フィレ・パウダーを使用する場合がありますが、
いずれにしてもルーを加えることは可能、
しかしながら、近年はルーは単体で使うのが通例で、
ルイジアナではオクラとフィレを混ぜるのは一般的ではありません。

また、ケイジャンとクレオールのスタイルで分けることもできます。
クレオールのガンボで使うルーは
通常ある程度茶色付いているものの色は浅めで
トマトを入れることもありますが、
ケイジャンのガンボはより濃い色のルーを使用し、
トマトを入れることは先ずありません。
ガンボと一口にいっても、実に多様多種、
その地域地域の風習が根付いていて実に興味深いものです。

私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:09/30 14:06

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