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バチカンの外交

バチカン市国の成立した1929年以降、
国際法上の国家となったことに合わせて
ローマ教皇庁の外交使節が
バチカン市国の外交使節として各国に派遣されました。
以前から勿論、教皇使節が主要諸国に滞在してはいたが、
これを機に各国の外交使節を受け入れるようになりました。

現在、バチカンは国際法上の主権国家として
174カ国の独立国家と国際連合、
及びマルタ騎士団の特命全権大使を受けて入れており、
179カ国の国と地域に大使、或いは外交使節を派遣しています。

東京にあるバチカン大使館の名称は
『ローマ法王庁大使館』であり、
イタリア語名は Nunzio apostolico in Giappone、
バチカンの日本国大使館は『在バチカン日本国大使館』です。
ただし、実際はバチカン国内ではなくイタリアはローマ市に所在。

かつて中国大陸に存在した満州国とは建国から崩壊までの間、
『反共主義』という共通姿勢を拠り所として国交を保ち続けていたとか。

バチカンはヨーロッパ諸国で唯一
中華民国と正式な国交を持っていることでも知られています。
中華民国とバチカンの外交関係の歴史は古く、
第二次世界大戦中の1942年に確立されているそう。

国際連合に於いては
長らく『恒久的オブザーバー』という形で代表を派遣していたが、
2004年7月に投票以外の全ての権利を持った代表となりました。
投票権を行使しないのは政治的に中立である為であり、
国連に置けるバチカン代表のミリオーレ大司教も
『投票権を持たないことは私たち自身の選択です』
と語っているらしい。

政治的には中立的でありながらも
バチカンが相当外交に力を入れている旨が窺えます。
布教という使命とメリットが伴うので、
当然といえば当然ですが・・・

これぞこの世の七不思議!!!
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:10/07 05:36

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