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ST.LOUIS BLUES の謎

ST.LOUIS BLUES by William Christopher Handy(1914)は
私が大好きなブルースの一つ、
もう長年歌っておりますが、
暫くお休みをしていたところ、
昨年辺りからまた復活している曲です。

これはHandyの有名なブルースで
最初は『the jazzman’s Hamlet』と呼ばれておりました。
12バー・ブルースに途中ハバネラ風リズム、
SPANISH TINGEが挿入されまた元に戻る所が実に面白い構成。

複雑な曲構成自体はラグタイムに非常に近く、
伝統的な黒人霊歌のメロディーと
ラグタイム・シンコペーションが
融合されたような作りになっています。

歌詞は実際に沢山存在しているが、
一番の聴かせどころは
曲の頭からハバネラ展開部にあると思う。

歌詞の内容は男と女の腐れ縁について、
男をエプロンのひもで引っ張るくらいのかかあ天下、
男を女房のいいなりにするような女でも、
いざ出ていかれたら居ても立っても居られない。
粉おしろいやかつらを付けた悪女さえいなかったら、
ダーリンは出ていかなかっただろうに・・・
と嘆くばかりなのである。

途中でてくる Jelly Roll は私の恋人の意だが、
実際には卑猥な言葉で表現されているので、
女性性器のことをさしている。
一方、stove-pipe は
石炭ストーブの煙突に繋がっているパイプのことだが、
こちらは遠回しに男性性器のことを言っている。
更に bell the Jack や jazzing はエッチすること!!!!

If my blues don’t get you my jazzing must.
という歌詞で終わるが
このブルースで駄目ならあの人を体で取り返す
というちょいと過激な内容なのです。

いずれにしてもブルースながらもリズミカルで、
キレのいい粋な曲だと思っています。

私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:11/08 02:37

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