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ドヴォルザーク、交響曲第9番『新世界より』

アメリカの人々はこの高名な作曲家の渡米を心から歓迎した。
当時のアメリカは、音楽については新興国ではあったが、
潤沢な資金でメトロポリタン・オペラや
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団、
或いはアルトゥール・ニキシュが指揮者を務める
ボストン交響楽団など高い水準の演奏が行われていた。

しかし、自国の音楽家育成については緒に就いたばかりで、
音楽院自体がその機能を十全には果たしていない状態であった。
ドヴォルザークの音楽院院長就任は
こうした状況打破に対する期待を持たせるものであった。
1892年10月からドヴォルザークは講義を開始した。

1893年1月に着手した交響曲第9番『新世界より』は
5月24日に完成するが、
4月14日付けの友人宛の手紙の中でドヴォルザークは
『この作品は以前のものとは大きく異なり、
わずかにアメリカ風である』と書いている。
この作品は、ロングフェローの『ハイアワサの歌』に
多くをインスパイアされたと言われている。

私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:01/30 22:19

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