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ドヴォルザークの交響詩について

「金の紡ぎ車」 (Zlatý kolovrat) 作品109、B.197
1896年1月15日から4月25日に作曲。
1896年11月21日にロンドンで初演された。
エルベンの詩による4曲の交響詩の中では最も長く、
冗長との批判もある。

この為、ヨゼフ・スークにより改訂されたこともある。
ドルニチュカという娘が森の奥の小屋で継母と
その実の娘と一緒に住んでいた。

狩にやってきた若い王に水を差しだし
見初められたドルニチュカは、
城に向かう途中、継母らの計略で殺され、
その遺骸は森に捨てられる。
しかし、魔法使いが現れ、再び生き返らせる。

魔法使いはドルニチュカに替わって王妃となった
継母の娘に金の紡ぎ車を贈る。
戦場から戻った王がその糸車で糸を紡ぐように命じ、
王妃がそれを回すと、糸車が継母達の悪行を歌う。
王はその歌に従って森へ駆けつけ、
ドルニチュカと再会して、彼女と結ばれる。


「野ばと」 (Holoubek) 作品110、B.198
1896年10月22日から11月18日の作曲。
1898年3月20日、ブルノでレオシュ・ヤナーチェクの指揮により初演された。
物語は、夫の死を嘆く若い未亡人から始まるが、
その涙は偽りの涙であると語る。
やがて若い美形の男が未亡人に近づき、2人は結婚する。

亡くなった先夫の墓の上に樫の木が生え、
野鳩が巣を作り、悲しげな声で鳴く。
妻はその声を聞き、発狂して自殺してしまう。
先夫は彼女が毒殺したのであった。
音楽はこの物語を忠実になぞり、葬送の音楽から始まり、
若い男と出会う未亡人の心のざわめき、
結婚の祝宴、悲しげな野鳩の鳴き声を描き出し、
最後は妻の罪を赦すかのように穏やかな長調で終わる。

全ての主要主題が最初の1つの動機から
導き出され多彩な変容を遂げる技巧的な構成であり、
その為に高い緊張感と引き締まった構成をみせる傑作で、
ドヴォルザークの交響詩の中で最も演奏頻度の高い作品である。


「英雄の歌」 (Píseň bohatýrská) 作品111、B.199
1897年作曲、1898年12月4日、
ウィーンにてグスタフ・マーラーの指揮により初演。

ロマンチックなお話は大好きです。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/13 02:42

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