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ドヴォルザークのモラヴィア二重唱曲集

モラヴィア二重唱曲集 (Moravské dvojzpěvy) 作品32、B.60, 62

全13曲【1. あんたから逃げて / 2. 小鳥よ、飛んで行け
/3. 大鎌が研ぎすまされていたら / 4. 仲良く出会ったのだから
/ 5. スラヴィーコフの小さな田畑 / 6. かえでの樹にとまる鳩
/ 7. 小川と涙 / 8. へりくだる娘 / 9. 指輪 /
10. 青くなれ、青く / 11. 捕らわれた娘 / 12. 慰め
/ 13. 野ばら】

ドヴォルザークはプラハの裕福な商人ヤン・ネフに
1873年からピアノの教師として雇われていたが、
ある日レッスンの後に家族で歌う為の二重唱曲を作曲してほしい
との依頼を受けた。

初めの依頼は、1860年に編まれた
「モラヴィア民謡集」の何曲かに
重唱パートと伴奏を付けてほしいというものであったが、
ドヴォルザークはこれに満足できず、
民謡集から詩だけを採って新たな二重唱曲を作曲した。

1875年3月から翌年の7月半ばまでに作曲を行い、
この年のクリスマス前に再構成を施して現在の形とした。
この曲集はオーストリア政府の国家奨学金審査の為の
応募作品として提出され、
審査員であったブラームスの目に留まった。

ブラームスは出版社ジムロックにドヴォルザークを紹介し、
1878年にこの作品が出版されると大好評を博し、
「スラヴ舞曲」第1集の作曲依頼へと繋がる。
ドヴォルザークが作曲家としての名声を得る
端緒となった作品である。

ブラームスの目に留まったとはすごいですねぇ。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/19 04:55

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