ユーザーID

Password


ホーム
検索

トップ
掲示板
お気に入りに追加
このコミュニティに参加

ドヴォルザークの歌曲集「愛の歌」&聖書の歌

歌曲集「愛の歌」 (Písně milostné) 作品83、B.160

全8曲【1. ああ、私たちの愛は
/ 2. 多くの人の心に死がはびこり
/ 3. あの家の周りをさまよい歩く
/ 4. 私は甘いあこがれにひたる
/ 5. この地にさわやかな西風が吹き
/ 6. 森の中の川辺に
/ 7. あなたの優しいまなざしに
/ 8. かけがえのない愛しい人】

前述の通り、歌曲集「糸杉」の中の8曲
(第8、3、9、6、17、14、2、4曲)を1888年に加筆修正したもの。


聖書の歌 (Biblické písně) 作品99、B.185

全10曲【1. 黒雲と暗闇が主のまわりにあり
/ 2. 御身はわが隠れ家
/ 3. 神よ、わが祈りを聞きたまえ
/ 4. 主はわが牧者
/ 5. 神よ、神よ、新しい歌を歌わん
/ 6. おお神よ、わが願いを聞きたまえ
/ 7. バビロン川のほとりで
/ 8. 主よ、われを顧みたまえ
/ 9. 山に向かいてわれは目を上げ
/10. 主に向かいて新しき歌を歌え】

1894年3月の作品。
16世紀のクリチカのチェコ・プロテスタント聖書による。
アメリカに滞在していたドヴォルザークは、
前年からこの年に掛けて、
グノー、チャイコフスキー、ハンス・フォン・ビューローと
相次いで偉大な音楽家の訃報に接した。

更にこの年には父親の病状が悪化しており、
この歌曲集完成の直後3月28日に亡くなっている。

ドヴォルザークは元来信仰心の厚い人物であったが、
これらの訃報に接して一層敬虔な気持ちになり、
聖書に基づく歌曲集の作曲を行ったものと推測されている。

ドヴォルザークは1895年にこの曲集のうち5曲を
管弦楽伴奏版に編曲し、
残りの曲も1914年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の
指揮者であったツェマーネクの手で編曲されており、
管弦楽伴奏で歌われることもある。

また、バリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが
ドイツ語訳した歌詞で歌われることもある。

色々な人に世を去られたのですねぇ。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/19 04:56

Muse運営について

Muse(c)2024