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ドヴォルザークの歌劇

歌劇
ドヴォルザークには11作の歌劇があるが、
このうち、第2作と第3作とは同じ台本に全く異なった曲を付けた
極めてまれな作品である。

チェコ語というハンディがある上に
台本自体が優れたものでなかったせいもあって、
国際的に高い評価を得て上演が繰り返されているのは
第10作の「ルサルカ」だけで、
他の作品の上演を目にすることは極めてまれである。

また、同じくメロディー・メーカーとして天才であった
シューベルトがやはり歌劇の分野では
その才能を発揮できなかったことを考え合わせると興味深い。
スケッチのみの歌劇も4つ残されている。


●アルフレート (Alfred) B.16
1870年作曲、1838年12月10日初演(オロモウツ)。
台本は、K.T.ケルナー。序曲のみ「劇的序曲」(旧作品1)として出版。


●王様と炭焼き (Král a uhlíř) B.21(第1作)
1871年作曲。1929年5月28日初演(プラハ)。
台本はB.J.ロベスキー。


●王様と炭焼き (Král a uhlíř) B.42(第2作)、作品14、B.151(第3作)
1874年作曲、1887年改訂(第3作)。
B.42と同じ台本に全く違う音楽をつけたもの。
第3作は第2作の改訂版、
台本の改訂に伴い第3幕を新しい音楽に書き換えた。
第2作の初演は1874年11月24日。
第3作の初演は1887年6月15日、共にプラハ。
台本B.J.ロベスキー。第3作の台本改訂はV.J.ノヴォトニーによる。


●がんこな連中 (Tvrdé palice) 作品17、B.46
1874年作曲。1881年10月2日初演(プラハ)。台本はJ.シュトルバ。


●プルジェデフラ・ヴァンダ (Předehra Vanda) 作品25、B.55
1875年作曲、1876年4月17日初演(プラハ)。
J.スルジツキのポーランド語の原作をザグレイス師と
V.ベネシュ=シュマウスキが訳、脚本化。


●いたずら農夫 (Šelma sedlák) 作品37、B.67
1877年作曲。1878年1月8日初演(プラハ)。台本はJ.O.ヴェセリー。


●ディミトリー (Dimitrij) 作品64
1881年 - 1882年作曲、1883年・1894年改訂。
1882年10月8日初演(プラハ)。
台本はM.チェルヴィンコヴァー=リーグロヴァー。



かなり沢山ありますねぇ。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/19 04:57

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