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フランツ・カフカの大学時代

フランツ・カフカはプラハ大学在学中に
生涯の友マックス・ブロートと出会い、
影響を受ける(他の著名な友人にフランツ・ヴェルフェルがいる)。
化学の他少年期から興味のあった美術史やドイツ文学も学ぶが、
将来の職業を考えて専攻は法学だった。

1906年、法学博士号を取得した後、
地方裁判所の研修を経てボヘミア王国労働者災害保険局
(Arbeiter-Unfall-Versicherungs-
Anstalt für das Königreich Böhmen)に勤務。

勤務態度は非常にまじめで、労働災害の減少を目的に書かれた
イラスト入りの詳細な報告書を残している。

当時のチェコに於いて最も工業化が進んでいた地域の一つを任され、
労働災害の各事例に対する保険適用についての審査をはじめとした
労災保険に関する様々な業務に携わった。

出張もしばしば行って現地の工場の労働現場を訪れ、
また会社の書類などに目を通すなど、
労働状況全般について幅広い知識を得ていた。
機械にも詳しく、報告書では工作機械のどの部分が危険かを
図解を交えつつ示して注意を促している。

その勤勉さと有能さから出世を重ね、
退職時には秘書官主任の立場にあった。
尚カフカは心配性であった為、
労災保険協会の仕事で流血が絶えなかった現場への視察の際に、
万一の事を考えて軍用ヘルメットを着用した事で安全ヘルメットが
普及した事が知られている。

経営学者ピーター・ドラッカーの著書
『ネクスト・ソサエティ』に於いては
安全ヘルメットの発明者として紹介されている。

カフカが安全ヘルメットの発明者とは全く驚きです。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:04/03 22:49

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