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『めぐりあう時間たち』のあらすじ

「私が花を買ってくるわ」とダロウェイ夫人は言った。
この書き出しから始まる小説『ダロウェイ夫人』を
1925年に書いた女性作家ヴァージニア・ウルフは、
1941年に夫レナードへ感謝の書き置きをして川へ入水自殺した。

現代のニューヨーク・マンハッタンで暮らすクラリッサ・ヴォーンは、詩人で小説家である友人のリチャードの為に花を買いに行く。
花束は賞を受賞したリチャードの受賞祝いの為のもの。
彼はHIVウイルスに侵され死が迫っているが、
花屋の主も本のことを知っているくらい有名なのだ。
クラリッサはダロウェイ夫人とあだ名されていた。

1951年ロサンゼルスで、妊娠しているローラ・ブラウンのことを
夫は気遣う。ローラは『ダロウェイ夫人』を読んでいた。
誕生日の夫のお祝いを息子リッチーとしないといけないと思う。
が、何かが上手く行っていないと感じていた。

1923年イギリス・リッチモンドで、
ヴァージニアはあの『ダロウェイ夫人』を書き出していた。
ダロウェイ夫人の1日を書こうと思い付いたのだ。

1923年のイギリス・リッチモンドでのヴァージニアの1日。
2001年のニューヨーク・マンハッタンでのクラリッサの1日。
1951年のロサンゼルスでのローラの1日。
時間・場所の違う3人の女性の1日が始まり、巡り合っていく。

この映画を見ていると、頭の中が幾分混乱してくる。
何故なら違った時代を生きる違った女性が
幾度も幾度も交互に出現するからだ。

しかしながら、テーマが
ヴァージニアの『ダロウェイ夫人』だからこそ、
ストーリーがどこまでも生きていく。

メリル・ストリープの演技力は
演技だと感じさせない自然体にあるのではなかろうか????
と思いながらこの映画に没頭した日が実に懐かしい。

私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:04/04 16:39

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