検索 トップ 掲示板 お気に入りに追加 このコミュニティに参加 マルケスのノーベル文学賞受賞 1967年は『百年の孤独』が発表された年である。 1965年のある日アカプルコ行きの車の中で 17歳の頃から温めていた構想が一気に纏まったと言う。 18ヶ月間タイプライターを叩き続けて『百年の孤独』は完成した。 『百年の孤独』は、スペイン語圏で 「まるでソーセージ並によく売れた」と言われ、 貧乏生活から足を洗うことになる。 60年代、フリオ・コルタサルやバルガス・リョサ、 マルケスを中心としたラテン・アメリカ文学の人気は「ブーム」と呼ばれ、 日本でも例外ではなく、 知識人なら読んでいなければ恥であると言われるくらいのものだった。 特に『百年の孤独』は、大江健三郎や筒井康隆、 池澤夏樹、寺山修司、中上健次など多くの作家に影響を与えた。 1973年チリ出身のノーベル文学賞授賞者で、 ラテン・アメリカの代表的詩人パブロ・ネルーダが亡くなった時、 マルケスは軍事政権が消滅するまでは 新しい小説を書かないと宣言したが、 ネルーダ未亡人の懇望によって、 1975年、政治風刺色の強い『族長の秋』を発表。 ただ、マルケス自身は「小説家の任務は優れた小説を書くこと」として 政治の舞台には一度も上がっていない。 1981年、マルケス自身が最高傑作だという 『予告された殺人の記録』を発表。 この作品は実際に起きた事件をモチーフにして書かれたものであるが、 余りにも描写が精緻であった為に、 事件の真相を知っているのでは、 と当局に疑われたという逸話を持っている。 1982年10月21日、スウェーデン王立アカデミーにて、 ラテン・アメリカでは4番目となるノーベル文学賞受賞。 受賞の理由としては、「現実的なものと幻想的なものを結び合わせて、 一つの大陸の生と葛藤の実相を反映する、 豊かな想像の世界」を創り出したことにあった。 1997年、メキシコに移住。 2004年10月20日、10年ぶりに新作の小説 Memorias de mis putas tristesを出版する。 海賊版の出回りを防ぐ為に出版直前に最終章を変更している。 コロンビアで何かがある度に スポークスマンのような役割を果たすこともある (シャキーラについての言及など)。 ラテン・アメリカ文学は日本でもブームを呼んだのですねぇ。 私の研鑽生活は今日も続きます。 今日も一つお利口さんになりましたとさ。 めでたし、めでたし!!! 裕美・ルミィヤンツェヴァ 作成日:04/06 22:25 Muse運営について |