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R.シュトラウス:アルプス交響曲 名盤:曲の分割による解析表情とテンポの変化解析、指揮者の解釈
yuuji51
構成
1. R.シュトラウス:アルプス交響曲について
2. 各演奏の分割、分割部時間(秒)と十二音解析、分割部のテンポの変化解析
3.特徴ある指揮者とその演奏の選択と解釈/分類
4. 6人の指揮者の解釈と表現の特徴
4.1 ムラヴィンスキー
4.2 朝比奈
4.3 ケンペ
4.4 ティーレマン
4.5 ハーディング
4.6 カラヤン
5. 主な指揮者のテンポの変化と解釈
5.1 ムラヴィンスキーと朝比奈
5.2 C.クライバーとクレンペラー
5.3 ケンペとカラヤン
6. 6人の指揮者の解釈とその分類、音楽&音の要素との関係
7. まとめと感想

1. R.シュトラウス:アルプス交響曲について
リヒャルト・シュトラウス(1864年6月11日-1949年9月8日)は、ドイツ生まれの作曲家指揮者。よく知られた曲では1889年(25歳)にドンファンを作曲、その後管弦楽曲、交響曲、歌曲など幅広く作曲、ここで取り上げた「アルプス交響曲」は1915年(51歳)の作品。管弦楽の大作としてはこの曲が最後で、その後は歌曲を主体に作曲を続けている。
この曲は、15歳の頃にアルプスに登山した経験を元に作曲したといわれるが、35年も時を経ているので、登山の経験と曲のストーリーが一致しているわけではないだろう。また、曲の内容から推察すると、その後の人生経験も交えて登山者の状況や情感に重ね合わされていることは容易に推察される。

2.各演奏の分割、分割部時間(秒)と十二音解析、分割部のテンポの変化解析
23人の指揮者、25演奏(図A)について、それぞれの演奏を一定の箇所で48分割し、分割部の十二音解析による解析表情と相対テンポ求めた。分割箇所は十二音解析から推定される音楽的な表情が変化すると予想される箇所を選択した。
また、各分割部の相対テンポ(分割部平均時間/分割部時間×100)から当該演奏の相対テンポの変化を求めて、指揮者の特徴的解釈の内容を判断する指標として用いた。
参考までに解析表の一部を添付(図B)した。データは最近の9演奏データ、分割部の平均時間(秒)。
図B:解析表:45分割の時間(秒)&解析表情、各分割部平均時間(秒)

3. 特徴ある指揮者とその演奏の選択と解釈/分類
指揮者とその演奏の解析において、最も重視したのは指揮者の解釈と表現の特徴。
各分割部の十二音解析表情、各分割部の相対テンポ(分割部平均時間/分割部時間×100)と一連の48分割の流れにおける相対テンポの変化、個人的印象も加えて特徴ある指揮者6人を選択した。()内はオーケストラ、録音年、解析表情数。

ムラヴィンスキー(レニングラードpo,62,42)、ケンペ(SKドレスデン,71,67)、カラヤン(ベルリンpo,80,49)、朝比奈(大阪フィル,97,43)、ティーレマン(ウィーンpo,2000,44)、ハーディング(サイトウ・キネンo,2012,53)

この中から各論で記載する解釈の内容によって以下3分類した。
分類1. 楽曲の意味・内容・ストーリー、特に状況・情感面を重視した解釈。
@ムラヴィンスキー、A朝比奈
分類2. 楽曲の意味・内容・ストーリーに情感の他、アルプスの情景的要素も充実した解釈。
Bケンペ、Cティーレマン、Dハーディング
分類3.楽曲の意味内容も当然解釈に含まれるが、その目的が充実したサウンドを目指した解釈
Eカラヤン

ブログ:http://tkdclassic1.blog.fc2.com/blog-entry-279.htm...
作成日:05/25 15:14

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