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聴きはじめる/弾きはじめる弦楽四重奏

クラシックは聴くけれど弦楽四重奏はよく知らない、敷居が高い、という方のためのカルテットの推薦曲や演奏を挙げてください。私はこんなところから聴き/弾きはじめました、といったところでも結構です。

なんだか favorites と同工異曲のようですが、あちらはどうもコアな曲に傾いていきそうなので…。(笑)
作成日:10/08 14:09
15件のコメント
全て  1
Az猫ロメ
Az猫ロメ@大手町です。始めまして。
昨年秋から、弦楽四重奏曲を聴き始めました。
といっても、近くの図書館からCDを借りて聞くと
いった程度ですが。

ハイドンやモーツァルトのものからで、「なるほど、聞きやすい。自分が○○ハージ家の彦ニャン殿
様になった気がする」などと悦にいっていたのですが・・・。

ところが、楽聖の四重奏曲全集のCDを借りてきて
聞いてみると、『うへ、タマラン!こりゃ、雑音ではないか』と正直、感じました。

素人には、こんなものかも知れませんが、巷にあるように『彦ニャンにも分かる、楽聖四重奏曲の楽しみ方』があるのでしょうか。お教え頂けると幸いです。
03/27 13:20

Az猫ロメさん、こんにちは。
「楽聖四重奏」はどこの四重奏団の演奏でどの曲をお聴きになったのでしょう?
03/27 15:05
Az猫ロメ
Az猫ロメ@大手町です。
どこの四重奏団だったかということですが、
直ぐには答えられないほどの素人です。
ただ、結構有名なカルテットだったと記憶
しています。今日、松戸の図書館に寄って調
べてみます。
しかし、「雑音」とはちょっと「言いすぎ」
でしたか。どう云えばいいのでしょう?

ピアノソナタの時に感じるような感慨が
直裁には得られない・・・。音の"堅さ"だけ
が耳に残る 』とでも云うのだろうか。

私の耳には、バッハのシャコンヌの良さが
理解できないのですが、印象としてはそれに
近いものです。
03/27 17:20
Shigeru Kan-no
ピアノソナタだと自分も弾くので親しみやすいですが、SQとなるとさすがにヴァイオリンなどは弾けないのでちょっと手薄になってしまいます。まず有名どころから手をつけるのが良いと思います。「表題」がついているのからとか?Haydnの皇帝やひばり、Beethovenのラズモフスキーは全3曲なのでここからとか、Schubertは死と少女、ドヴォルザークのアメリカ、チャイコのアンダンテ・カンタービレー、それからボロディンの二番、ドビッシーとラヴェルのSQ,バルトーク、ブラームスなどです
03/27 18:00

Az猫ロメさんは、多分いわゆる「後期」の、13番や14番あたりを聴かれたのではないかと思います。だとすれば、そのあたりは確かに「初心者」向きではありません。子どもの頃から一応ヴァイオリンを弾いていても、そのあたりの曲に僕がいくらか入っていけるようになったのはようやくハタチ過ぎでした。

演奏にもよるかと思いますが、曲としては、Kan-no さんが挙げていらっしゃる「ラズモフスキー」3曲や「ハープ」「セリオーソ」を含む「中期」の曲、モーツァルトやハイドンへの繋がりが感じられる「初期」作品18の6曲、後期でも歌謡的と言われる15番あたりからお聴きになるのがいいかもしれません。
03/27 19:27
Az猫ロメ
Shigeru Kan-noさん、takuyaさん『楽聖』の四重奏曲やその他の作品のご紹介をして頂きありがとうございます。 順次、聞いてみたいと思います。

昨日、松戸の図書館で確認しましたが、『全集』はどなたか借りていて、直接、カルテットの名前を確認することはできませんでしたが、館内資料から、どうも「アマデウス弦楽四重奏団」のようでした。
ところで、最近の映画『敬愛なるベートーヴェン』をご覧になったでしょうか?あの映画のフィナーレ近くで、大公を含めた聴衆がぞろぞろ帰っていく弦楽作品がありました。あれなぞは、私も『鑑賞お手上げ』の聴衆の一人になったでしょう。
しかし、ラストはとてもしみじみとした弦楽作品が流れていたような気がしました。
http://www.huit.org/cate/movie/Beethoven/index.htm...
この二つの作品はどれが、どれなのでしょう?
03/28 13:41

> あの映画のフィナーレ近くで、大公を含めた聴衆がぞろぞろ
> 帰っていく弦楽作品がありました。あれなぞは、私も『鑑賞
> お手上げ』の聴衆の一人になったでしょう。

あれが、その前のシーンで「未来に繋がる音楽」として話題にされている「大フーガ」、本来は13番の弦楽四重奏曲の終楽章です。

> しかし、ラストはとてもしみじみとした弦楽作品が流れて
> いたような気がしました。

ラストで草原を一人歩いていくアンナのバックに流れているのは交響曲第9番ですね。その前、病床のベートーヴェンがアンナに書き取らせることになっている曲は、お薦めした曲の一つ、弦楽四重奏曲第15番の第3楽章です。

いろいろお聴きになってみて、またご感想を書いていただければと思います。
04/01 15:22
Az猫ロメ
お早うございます。
「大フーガ」と第15番ですね。
弦楽四重奏曲をこの歳になって、聴いてみようと思ったのは、これまで、どちらかというと器楽曲(ピアノ)主体でしたが、昨年末、甥の結婚式で聞いたアマチュアVn奏者の「オーロラのようなVnの響き」がきっかけです。
静岡の日本のどこにでもある式場附属の教会でしたが、おそらく40才半ば位の女性Vn奏者の弾くVnの響きは、弦楽器に対する私の印象を一変させました。
これまでVn奏者の「最良」の演奏というべきものを身近で聴いたのはアナスタシアさんの演奏でした。彼女はストラディバリウスを使ったはずですが、「名もない」演奏者のVn響きの方が「心地よく」聞けたものです。正直「悪夢」です。
『自分の耳に正直にありたい』、これが弦楽四重奏曲を聴きだそうと思った理由です。

04/04 10:04
Shigeru Kan-no
BeethovenのSQは前期Op.18の6曲と中期Op.59の3曲とハープ・セリオーソ、更に後期の大作を含む5曲となっています。僕は後期からはじめて前期に来て現在中期ですが、後期は複雑で大作が多いのでかなり理解が難解です。前期は単純な方ですが全6曲は時間的にかなりの重荷になります。という事で中期になるのですが、ハープとセリオーソは音楽としてはかなり力が弱く余りBeethovenらしさが出ていません。結局結論としてはOp.59全3曲が的確でCD一枚にはいるし、その2番はスケルッオのトリオが「ボリス・ゴデゥノフ」と同じ皇帝賛歌、3番はフィナーレのフガートがOp.67ぐらい有名なのでとっつきやすいと思います。
04/04 18:55
XP太郎
Kan-noさん、こんばんわ。
とても詳しい解説をありがとうございます。
ここまで話して頂けると、お勧めのCDもご紹介頂けるとありがたいのですが・・・。
勝手ながら、宜しくお願いします。
04/04 20:07

Az猫ロメさん
よい瞬間に出会われたということですね。
アナスタシアさんというと、倉敷にいらっしゃるロシア人の方ですね。どんな演奏をなさるのかは実はよく知りません。
「自分の耳に正直」。音楽を楽しむにはそれしかないでしょうし、また、自分の耳の「成長」を楽しんでいくことになるのかもしれません。

Kanno さん
ハープ、セリオーソが「中期のベートーヴェン」以外のなにものであるのか分かりませんが、そうですね、たしかに59-1の皇帝賛歌や59-3のフーガは聴き始めるにはいいかもしれません。
04/05 01:07
Shigeru Kan-no
ここまで話して頂けると、お勧めのCDもご紹介頂けるとありがたいのですが・・・。
///////////////////////
さすがにSQの分野は僕も素人で余り聞き込んでおりません。一緒におもしろいCDを発掘していきましょう。

ここではまだまだSQの傑作が抜けていますが、ショスタコーヴィッチの1番、3番、8番、ペンデレツキの1番と2番、リゲティの1番と2番、ノーノのディオティマ、ルトスラフスキーのSQ,シュトックハウゼンのヘリコプターSQも忘れちゃいけませんね。
04/05 07:00

XP太郎さん
ベートーヴェンの四重奏ならアルバン・ベルク四重奏団やスメタナ四重奏団のものなら安心してお薦めできます。

Kanno さん
ここは初心者向けの掲示板であることをどうかお忘れなく。いや、弦楽四重奏はまずペンデレツキから聴くべきだ、というのなら別ですが。
04/05 10:13
Az猫ロメ
takuyaさん、アナスタシアさんの演奏は、もう5年以上前に、千葉商科大学の階段教室で聞きました。 この大学は、一流のソリストの演奏を一般の方たちにも聞かせてくれるのはいいのですが、「音大生」ならいざ知らず、「彦にゃん」ごときには『音楽よりも、その美貌に見とれ、気がついたら演奏会が終わっていた』という類いのものでした・・・。
まずは、アルバン・ベルクの演奏CDを買い求めることにします。有難うございます。

また、kannoさん音楽界のプロのご意見、有難うございます。私には、ひとつお願いがあります。
是非、『初心者がシンフォニーを楽しむ方法』について、Museの中でご講義頂けないでしょうか。
私は、もともと田舎に住んでいたので、ホールでシンフォニーを聞く機会が殆どありませんでした。もっぱら、FMやステレオで流し聞く程度でしたので、「きちんと味会うすべ」を知らないのです。
貴重なお時間を割いて頂くことをお願いするのは心苦しいのですが、宜しくお願い致します。
04/05 13:19
XP太郎
今日は手始めに、松戸の図書館で楽聖の『ラズモスフスキー第3番』と『ハープ』、シューベルトの『死と乙女』、『ロザムンデ』、ドビュッシーの『ト単調 作品10』、ラヴェル『ヘ長調』を借りました。いずれも演奏はアルバン・ベルクSQです。

楽聖のSQの解説は丸山桂介さん(この方NHKのクラシック番組の解説もしておられるのでは?)。

一通り聞いて思うことは、モーツァルトの作品との違いの大きさです。いずれの作品も「内省的」というか、クラシックの「玄人向け」の感じです。

Museの会員にSQでヴィオラをやっておられる「ズッケロ」さんが、「彦にゃん」はモーツァルトの22番が気に入っていますと書いたところ、「渋い曲が好きなんですね」と評されていました。

しかし、今日聞いた作品はいずれも「渋い」を通り越して「寒い」とか「寂しい」「苦しい」といった「心の内面を映し出す」曲ではないのだろうか。

丸山さんは、楽聖の作品に関して「一方弦楽四重奏曲は、貴族や識者を相手に作曲される場合が多く、語法の点でも難解なところがある。・・・音楽的思索の深化を最も直接的、かつその最高の高みにおいて表現しているのが弦楽四重奏曲である」書いています。

「彦にゃん」ごときには、SQをやっている人は、「何が楽しみ」でとは言いませんが、それぞれの弾き手は何を思って演奏しているのかを、とりあへずお聞きしたいですねー。「音楽」が「音の学芸」に向かっている気がします。
04/08 00:32
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