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『人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)』

『人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)』の話は
中国の古書である『淮南子(えなんじ)』に記されておりますが、
『人間(じんかん)』とは日本語の『人間(にんげん)』ではなく、
『世間(せけん)』という意。
『塞翁』は城塞に住む『翁(おきな)』、すなわち『老人』、
要するに『城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、
福から禍へ、禍から福へと人生に変化をもたらしたが、
所詮禍福というのは予測できないもの』ということです。

中国北方に占いの上手な老人が住んでいましたが、
ある日老人の馬が更に北に位置する胡(こ)の国へ逃げていってしまいました。
国境の城塞を越えると異民族が住んでおり、
その地方の馬は良い馬が多く、高く売れました。
そこで老人は『このことが幸福にならないとも限らないよ』と言いました。

暫く経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬を沢山連れて帰ってきました。
そこで老人は『このことが禍にならないとも限らないよ』と返答しました。

また、暫くすると老人の息子がその馬から落ちて足を骨折しました。
すると老人は平然と言いました。
『このことが幸福にならないとも限らないよ』。

1年後、胡の人たちが城塞に攻め入ってきた際、地域の若者全て戦いに行きましたが、
息子は足を負傷していたので戦いに行かずに済みました。

この物語を通じて、『人の禍福は解釈次第』、『未来は予言できない』、
結果、『全ては貴方次第』ということを説き明かしているのです。
実に面白いですね。
これぞこの世の七不思議!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ



作成日:04/17 02:41

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