ユーザーID

Password


ホーム
検索

ページトップ
メッセージを送る
掲示板
ブログ(日記)
お気に入りに追加
お友達一覧に登録

強靭な女の弱音

別に自分が選ばれないからではなく、
貴方の元へお嫁に行きたいからではなく、
むしろ精神的な距離が大きなギャップとして
圧し掛かってくるのが怖かっただけ。

お会いできない環境は元からでしたし、
貴方を独り占めできない立場も
充分に理解しておりましたので、
本当はそれ程の苦痛ではなかった筈ですが、
自分がどこまでも思い詰めてしまったのです。

それまでずっとずっと他人の為に生きてきたので、
自分の願望と面と向かって戦ったことがなかったのです。
私はいつも自我を押し殺して自分の人生を犠牲にしてきました。


この世に何のルールも道徳も社会の法則も枠組みも
家庭も地位も義務も束縛も何もなかったとしたら、
本能的に私のチョイスはどこへ落ちたのであろうか???

人はいずれ死んでしまうのだから何の遠慮もいらない。
欲望のままに生きれる環境が仮にあったとして、
人間はほしいもの目掛けてまっしぐらに生きれるものであろうか????

どこかで引け目を感じてしまうのはやはりしがらみがあるから、
他人の為に生きてきたなど全くのでたらめ、
これぞ物事の二面性、人は調子の良い生き物で
随時転がりたい方に転がろうとするもの。

そう、私はずっとずっと自分の為に生きてきた。
自分の願望と面と向かって戦ってきた。
私は決して自我を押し殺してはいない。
犠牲にしてきたのはむしろ他人の人生だ。

それ故に強く逞しく生き延びている。
それ故に甘く優しく微笑んでいる。
本当は堂々と勝ち誇れる立場にいる筈なのに、
恋愛は何故か女を脆くする。
強靭な女に弱音を吐かせる。

たかが人生、されど人生、
自分の人生のマネージャーは
たった一人の自分という存在。
それが独りで生まれ、独りで死に逝く人類の法則。

本当は最高に幸せなのに脆い女を演じたがるのは
ふとしたところで男のロマンを感じたいから・・・
いつまでも独り立ちできない女でいたいから・・・
こうぼやける私は最高に幸せなのかもしれない。

めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:05/25 17:48

Muse運営について

Muse(c)2024