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ポール・ニューマンの賞賛と挫折

初の大役となったブロードウェイの舞台『ピクニック』での演技が
映画関係者から高い評価を受け、
ポール・ニューマンはワーナー・ブラザースと
5年間の専属契約を交わすことができました。

アクターズ・スタジオに同期で入学したジェームス・ディーンが
主役を演じた『エデンの東』では
当初主人公キャルの兄アロンを演じる予定で
スクリーン・テストまで行ったものの、
監督のエリア・カザンがニューマンの出演を却下、
代わりにリチャード・ダヴァロスがアロン役を演じることに・・・

1954年に『銀の盃』でスクリーン・デビューを果たすものの、
作品自体が映画評論家から失敗作の烙印を押されるという
不本意なデビューとなってしまいました。
ジェームス・ディーンとマーロン・ブランドが
それぞれ『エデンの東』、『波止場』でトップ・スターへと上り詰める一方で
ポールは満足のいく作品に出演できない上、
スタジオや批評家から『第2のマーロン・ブランド』と称されることに失望し
映画界を離れ活動の拠点を舞台とテレビ・ドラマへ
移して行く運命にあったのです。

余談ですが、マーロン・ブランドは長らくの間、
自分の姉が自分の実母で、自分の母が自分の祖母だ
という事実を知らなかったようです。
当時のイタリアは若い娘の妊娠が認められない社会だったのですよね。
これぞカトリック教徒の恐怖、これぞこの世の七不思議!!!

私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:11/14 00:22

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