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フマル酸について

フマル酸はカラクサケマン 、学名 Fumaria officinalis などの
ケマンソウ科(Fumariaceae)植物に
含まれていることが名称の由来。
イグチ科のキノコ類、
特に Boletus fomentarius var. pseudo-igniarius、
地衣類 (lichen)、アイスランド苔にも多く含まれる。

クエン酸回路を構成する物質の1つで、
コハク酸とリンゴ酸の中間体に当たる。
マレイン酸と同様、細胞は食物を
エネルギーに変換するのに用いている。
ヒトの肌は日光に晒されると自然にフマル酸を生成する。

乾癬の原因は皮膚上でのフマル酸の生産が
十分に行われない為だとされていることから、
フマル酸のエステルは乾癬の治療に用いられることがある。

初期投与量 (starting dose) は1日 60–105 mg で、
約 1,290 mg まで徐々に増加させる。
副作用として腎臓や腸の障害、皮膚の紅潮が知られている。
これらの症状は主として摂取が過剰な為に起こるとされる。
長期間の使用による白血球数の減少が報告されている。

毒性を持たない為、1946年から食品の酸性化剤として使用されている。
普通、純度の高さが求められる飲料や
ベーキングパウダーに用いられる。
一般的に酒石酸の、時にクエン酸の代替物として使われ、
同じ味を出す為には 1.36 g のクエン酸に対して
0.91 g のフマル酸を用いる。

なるほど、これがベーキング・パウダーには入っているのですねぇ。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!

裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:03/16 00:06

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